思い込みを捨て、多様性を認め合う社会へ

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6月はプライド月間(LGBTQ+コミュニティを祝うパレードや、権利啓発のイベントが開催される月)であり、内閣府の定める男女共同参画週間(6月23日～29日)でもあります。
両方に共通するのは、「自分や他人の個性やプライド(誇り)を尊重しよう」という思い。
そのために必要なのが、自分の中の「アンコンシャス・バイアス(無意識な思い込みや偏見)」を知ることです。
まずは自分の中の思い込みに気付き、意識することから始めましょう!

■これって常識?それとも偏見?
◆アンコンシャス・バイアスとは?
「お茶出しは女性がやるものだ」
「男性なんだから泣くな」
「カップルと言えば、異性同士」
こんなことを言われたこと、または言ったことはありませんか?このような根拠のない思い込みやいわゆる「暗黙の了解」は、アンコンシャス・バイアスと呼ばれ、日常生活や職場などさまざまな場面でみられます。
参考：令和4年度性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に関する調査研究(内閣府)

◆アンコンシャス・バイアスがあることは問題なの?
アンコンシャス・バイアスそのものに良し悪しはありません。しかし、そこから生まれる自分の言動が、知らず知らずのうちに相手を傷付けたり、行動を制限してしまったりすることがあるため注意が必要です。自分の中にある「普通はこうだ」「こうあるべきだ」などの決めつけや押し付けを一度疑い、相手を尊重する心の姿勢を持ちましょう。

◆例えばこんなことを言っていませんか?
▽大学卒業を控えて…
「○○さんは女の子だから、大学院にはいかないんだよね」
「えっ!?まだ研究続けたいんだけど…なんでそんなこと言うの!?」

▽会社で…
「○○さんは子育て中だから、出張とか重要な仕事は他の人に任せるね。お母さんが子どもから離れたら子どもがかわいそうだもんね」
「自分のキャリアアップのために仕事はさせてもらいたいし、育児は夫婦で分担しているから大丈夫なのに…」

▽食事の席で…
「○○さんは彼女いるんでしょ?どんな人なの?話聞かせて!いないならいい人紹介するよ」
「本当は同性が好きなんだけど、言えないな…嘘つくしかないけど、嘘をつき続けるのは辛いな…」

▽保険の契約で…
「○○さんは現在20代女性ですね。将来の結婚と出産のことを考えると、このプランがオススメで…」
「なんで結婚・出産が当然のように話をしているんだろう…」

◆多摩市には性別などによる差別を禁止した条例があります!
市は、平成26年1月1日に「多摩市女と男の平等参画を推進する条例」を施行しました。この条例は施行当時、全国に先駆けて「性的指向(好きになるのは男性か、女性か、どちらもか、いずれでもないか)」・「性自認(自分の性をどう捉えているか、いないか)」の定義を明確に規定したことや、それらによる差別の禁止について明記したことなどが特徴です。市・市民・事業者が取り組むことについても定めています。ぜひご覧ください!
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◆差別や偏見のない社会に向けて!東京レインボープライド2023に初出展!
東京レインボープライド2023(「LGBTQ+当事者が前向きに生活できる社会の実現」を目指したイベント)が、4月22日・23日に代々木公園で開催され、若年層LGBTQ+当事者の支援で連携する11市が共同で出展しました。
多摩市としては初の出展!ブースには約1,600人の方が訪れ、多くの人に各市での支援の取り組みを知っていただき、大盛況で幕を閉じました。今後も多様性を認め合える、差別や偏見のない社会に向けて取り組みを進めていきます。
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◆TAMA女性センターでは、次の事業も行っています
◇多摩市パートナーシップ制度
LGBTQ+当事者などへの支援として、戸籍上同性であることなどを理由に入籍することができない2人が、市に対してパートナーシップ関係にあることを宣誓する制度です。
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◇TAMA女性センター市民運営委員会
市民が自ら、男女平等の推進・女性問題の解決に向けたさまざまな事業の企画を考え、実施する委員会です。
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◇男女平等に関する苦情処理制度
男女平等参画に関する苦情の申し出ができます。
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◇TAMA女性センター相談室
女性やLGBTQ+当事者または関係者からの相談を受け付けています。女性のための法律相談もあります。
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問い合わせ：TAMA女性センター
【電話】355-2110【FAX】339-0491