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自治体の皆さまへ

Let’s健幸まちづくり! Vol.9

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東京都多摩市

ID:1002745
健幸まちづくりは、「健幸都市・多摩」の実現に向けて、行政だけでなく、市民・NPO・団体・事業者・大学などが共に進める、まちぐるみのチャレンジです。今回は、地域がゆるくつながる居場所「三丁目の家」を運営する「くべーる会」代表で保育士の松尾さんにお話をお聞きしました。

◆ちょっと気になる一軒家
川崎街道から多摩中学校へ向かう細い小道をしばらく進むと、古風な一軒家があります。こげ茶色の板張りの壁に、白い「多摩市関戸三丁目の家」の文字が目を引きます。

「三丁目の家」では、毎週金曜日に地域の方がゆるくつながる場として「家」を開放する他、近隣農家から仕入れた野菜の販売や「こども文庫」を実施しています。また、1〜2カ月に1度、「星を見る会」や「鷹とのふれあい体験」といった、みんなの「やりたいこと」をきっかけとしたさまざまなイベントを実施しています。

◆コロナ禍での居場所立ち上げ
「三丁目の家」を運営する「くべーる会」の設立は令和4年7月、コロナ禍で地域のつながりが絶たれていた時期でした。
(松尾さん)「以前から、保育園の中だけでなくもっと地域の人たちとつながりたい、と考えていました。地域の行事などが止まり、ノウハウもなくなっていく状況に危機感を抱いていた時、この場所を地域のために使ってくれる人を探しているという話を聞いて、仲間と『くべーる会』を立ち上げました」

「くべーる会」の名前には、灯を絶やさないためにたき火に薪をくべ続けるように、さまざまな人が関わり合いながら地域のつながりを絶やさず続けていきたいという願いが込められています。
学校でも学童でもない第三の居場所として始まった「三丁目の家」ですが、始めてみたらたくさんの大人たちが自分の「やりたいこと」を持って集まってきたそうです。
(松尾さん)「みんなの繋がりたいという気持ちが高まっていた時期だったのかもしれません。大人が目をキラキラさせて、全力でやりたいことを楽しんでいるなんて、なかなか見られないじゃないですか。全力で楽しむ大人の背中を子どもたちに見てほしいです」

◆「三丁目の家」のこれから
活動2年目を迎えた「三丁目の家」の今後の課題は、自ら地域に出ていくことといいます。
(松尾さん)「もっと地域に出ていって三丁目の家を知ってもらい、輪を広げていきたいですね。やりたいことはたくさんあります。みんなが持ち込んでくれる企画もまだ全然消化しきれていないですから」

9月23日(祝)に「メキシコフェス」を予定しています。メキシコの方が、「もっと母国を知ってほしい!」と企画しました。まずは一緒に楽しみませんか?

場所:多摩市関戸三丁目の家(関戸3-18-3)
活動時間:毎週金曜日午後3時30分~6時

問い合わせ:健幸まちづくり推進室
【電話】338-6916

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