~みんなで観れば映画はもっとおもしろい!~
あなたの趣味は何ですか?「映画鑑賞」と答える人も多いかもしれません。では、目の見えない人や耳の聴こえない人は、どうやって映画を鑑賞しているのでしょうか。
日本の映画館の多くは、障がいのない人たちが観るものという前提で作られています。そうした中、東京都北区田端にある映画館「CINEMA Chupki TABATA」は、視覚や聴覚に障がいがある人・車いすを使う人・小さな子どもがいる子育て中の人なども一緒に映画を楽しむことができる、日本初の「ユニバーサルシアター」です。
講演会では、シネマ・チュプキ・タバタ代表である平塚千穂子さんを講師に迎え、夢のユニバーサルシアターができるまでのお話や、ユニバーサル上映を通じて社会に広げていきたいことなどについてお聴きした後に、ユニバーサル上映を体験いただきます。
日時:12月8日(日)午後1時30分~4時30分(1時開場)
場所:オープンスタジオ
定員:100人(申し込み先着順)
講師:平塚千穂子氏(シネマ・チュプキ・タバタ代表)
ID:1012675
備考:手話通訳・要約筆記あり
申し込み:11月7日(木)から、公式ホームページのインターネット手続き・電話またはファクシミリで、平和・人権課へ
【電話】376-8311【FAX】339-0491
■ユニバーサル上映
こころの通訳者たち
What a Wonderful World
耳の聴こえない人にも演劇を楽しんでもらうために挑んだ、3人の舞台手話通訳者たちの記録。その映像を目の見えない人にも伝えられないか?見えない人に「手話」を伝えるには。
壁にぶつかりながらも音声ガイドづくりを「諦めない」メンバーたちが、「こころ」のバトンを繋いでいく姿を追ったドキュメンタリーです。
監督:山田礼於
プロデューサー:平塚千穂子
製作:Chupki
備考:上映時間94分。バリアフリー字幕(日本語字幕)付き、音声ガイドあり(FMラジオ使用)
■ユニバーサル上映では、音声ガイドを聴くためのFMラジオ(イヤホン付き)を貸し出します!
風景や人物の表情、しぐさなどの視覚的な情報を、音声ガイドからお聴きいただけます。
貸出台数:50台(視覚に障がいのある方が優先の申し込み先着順)
備考:希望者は申し込みの際に要相談
■「障がい者差別」と「人権」
「人権」は、誰もが自分らしく幸せに生きるために、すべての人が生まれながらに持っている権利です。近年、人々の人権意識が高まりをみせる一方で、いじめや虐待、誹謗中傷などさまざまな人権問題が依然として存在しており、障がいのある方への理解の無さから生じる差別や偏見もその一つです。
障がいのある方への差別をなくし、障がいの有無によって分け隔てられることなく、誰もが暮らしやすい共生社会を目指して、市はさまざまな取り組みを行っています。
■合理的配慮を広げるためにお店のバリアフリー化を考えている事業者の方へ
誰もが安心してお店を利用できるように、バリアフリー化工事・段差解消スロープ設置・点字メニューなどの費用の一部を助成します。
■困ったときの相談先
障がいがあることにより、差別を受けたり、見たりした経験や障がいのある方へどのような配慮すれば良いか分からない時などはご相談ください。
問い合わせ:障害福祉課
【電話】338-6847【FAX】371-1200
■図書館の企画展示
「障害理解・差別解消~だれもが自分らしく生きるために~」をテーマとした展示を行います。
日時:12月2日(月)~28日(土)
場所:中央図書館1階
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