〔おまけ〕
アイスランド語でひとこと!
おいしい!…Gott!
またね…Sjáumst
東京2020オリンピック・パラリンピック大会を契機に多摩市は北欧アイスランド共和国のホストタウンとなりました。このシリーズではアイスランドの情報をさまざまなテーマでお届けします!
第3号ではアイスランドのユニークな記念日を紹介します。
●アイスランドの「Bolludagur(ボッルダーグル)」
ボッルダーグルは、「ボッルール」と呼ばれるシュークリームをたくさん食べる日です。
この日は、キリストの復活祭であるイースターの7週間前の月曜日(令和6年は2月12日)とされていて、元はイースターに向けた断食の前に、食べ物をたくさん食べておく習慣が起源になったと考えられています。そのため、その週は火曜日が「Sprengidagur」(ラム肉や豆のスープをお腹いっぱい食べる日)、水曜日が「Ösku dagur」(子どもたちが仮装してお菓子をもらいに町を回る日)と食べものに関するお祝いの日が続きます。
かつては、ボッルダーグルの朝には、子どもたちが「はたき」のような棒を持って「Bolla! Bolla!」と寝ている両親のお尻を叩き、降参の印にボッルールをもらって食べるという不思議な風習がありました。しかし、現在ではその風習はほぼ見られなくなり、ボッルールを食べるという部分のみが残ったとされています。
●みんな大好き!ボッルール
普段アイスランドではシュークリームは一般的なお菓子ではないのですが、ボッルダーグルになると、アイスランド中のお店にボッルールが並びます。このボッルールは日本とは異なり、シュー生地に生クリームとジャムやカスタードを入れ、チョコレートをかけるのが主流!
お店ごとにさまざまなトッピングや味付けのボッルールが販売され、ジャムはブルーベリーが定番ですが、ルバーブも人気だそう。多摩市の友好都市である富士見町の名産品が出てくるのも何かのご縁かもしれませんね!
駐日アイスランド大使館でも、毎年この日にはボッルールをたくさん作ってお祝いしているとのこと。ステファン大使もボッルールが大好きなんだとか!
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問い合わせ:文化・生涯学習推進課
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