~地域協創による多世代共生型コミュニティの形成を目指して~
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市は、多世代がゆるやかにつながり、互いに助け合い、支えあう地域社会づくりを目指して、「地域協創のしくみ・しかけ」を導入して協創の実現に向けた取り組みを進めています。
このシリーズでは、地域でのさまざまなつながりをきっかけに困り事が解決したり、市民が興味のあることに挑戦する機会となった事例を織り交ぜながら、安心して、楽しく暮らせる地域社会の実現に向けた取り組みをご紹介します。
■「協創」を推進する市の組織体制
令和6年4月から「協創推進室」を新たに設置し、企画課で所掌していた市民自治に関する事務と、市民自治に関わりの深いコミュニティ・生活課で所掌していた自治会やコミュニティセンターなどコミュニティに関する事務を統合して一体的に推進します。
「多摩市自治基本条例」で示す市民主体のまちづくりの考え方を踏まえ、第六次多摩市総合計画のまちづくりの基本理念で定めた「多摩市らしい地域共生社会の実現」に向け、市民の皆さんと一緒に考え、多世代・分野横断的に取り組みます。
◆「協創」に関するよくあるご質問
▽「協創」ってなんですか?
・子どもからシニア世代までが一緒になって地域で関わることができ、分野をまたいでともに楽しみながら取り組むことで、誰もがつながり合える共生型コミュニティを目指す考えです。その結果、さまざまな地域課題の解決や新たなまちの魅力や価値が創られることを期待しています。
▽これまで近所の人と活動してきたけど、だんだん参加人数が減ってきた…。こんなときどうしたらいいかアドバイスをくれたり、活動を支援したりしてくれる方はいませんか?
・市による支援に加え、楽しみながら地域に活動の幅を広げている団体などが、第三者的な立場や視点から地域の活動を支援していけるしくみを整えていきます。
▽市はどんな役割を担うのですか?
・市民の皆さんの活動や想いを「支え」「つなぎ」、地域の中で新たな人材を「掘り起こす」役割を担う職員を配置します。
分野横断的な行政側のハブとなる他、団体間や人同士のネットワーク形成などを行うことを通して、市役所全体で協創を進めていきます。
▽地域での活動に興味がある方と一緒にやってみたいことがあります。どのように始めたら良いでしょうか?
・子どもからシニア世代までが幅広く参加し、地域の将来について話し合うエリアミーティングを開催しています。
自分のためだけじゃなく、地域のためにもなる取り組みのアイデアを参加者同士で話し合って、できることから試しに実践しています。参加してみてはいかがでしょうか?
▽エリアミーティングには参加したいけど、忙しくて参加が難しいです。他には何かありませんか?
・そのようなご意見も多いため、場所や時間を問わずにオンラインで関われるしくみなども検討しています。
また、自分の時間に合わせて、自分のスキルを活かしながら部分的に関われるしくみや活動状況を可視化することで「誰もが」参加しやすいしくみを検討しています。
◆誰もがつながり合える多世代共生型コミュニティを目指して
職員制度や中間支援機能・エリアミーティング・オンラインで関われるしくみなどを通して、本紙の写真のようにさまざまな世代の市民が集い、誰もがつながり合えるコミュニティづくりを進めます。
問い合わせ:協創推進室
【電話】338-6803【FAX】337-7660
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