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認知症は、誰もがなりうる脳の病気です。市は、認知症があってもなくても地域で安心して暮らしていけるよう、さまざまな支援をしています。
このシリーズでは、認知症を他人ごとではなく自分ごととして考えていくための豆知識をご紹介します。
■認知症の人と共に生きる家族
●認知症の人の家族の“気持ち”
「頭では“脳の病気”だとわかっていても、つい我慢できずに怒ってしまう」「前はできたことができなくなった家族の様子を見て悲しくなる」「介護が思うようにいかない」「この対応で大丈夫かな? といつも不安」といった認知症の方の家族のお話しを聞くことがあります。
このような時は、認知症関連の本を読んだり、講座で学んだり、お住まいの地域包括支援センターに相談したり、主治医に相談したりする他、同じ経験をしてきた人や、今同じ悩みを抱えている人に打ち明けてみることも大切です。
状況も悩みも気持ちも、千差万別です。それを受け止めていく時間や道筋も個人差がありますが、「知ること」「人に話すこと」によって、気持ちが整理されることもあります。
●多くの家族が経験する“気持ち”のステップ
4つのステップを行きつ戻りつしながら進みます。家族が受容できると、本人も安心して認知症を受容し、向き合っていくことができるようになります。
ステップ1:とまどい・驚き・否定
ステップ2:混乱・怒り・拒絶
ステップ3:わりきり・適応
ステップ4:理解・受容
◇「TAMA認知症介護者の会“いこいの会”」をご存じですか?
毎月、介護者が集い、ざっくばらんに悩みを話したり、聞いたり、学んだり、情報交換をしています。一人で悩まずに、お気軽にお立ち寄りください。
備考:会費制。詳細は要問い合わせ
問い合わせ:いこいの会
【電話】080-3526-9979
問い合わせ:高齢支援課
【電話】338-6846
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