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〔Information〕伊豆大島ジオパーク ちょこっとコラム No.28

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東京都大島町

大島の自然や文化、身近な魅力に迫ります。

■運ばれてくるもの~外来種とは~
セイタカアワダチソウの黄色い花が、咲き始めています(写真1)。島内の様々な場所で見掛けるこの植物、実は外来種であることをご存じでしょうか。外来種とは、かつてはその地域に存在しておらず、人間の活動により、他地域から入ってきた生き物を指します。運ばれてくる背景としては、荷物や乗り物に紛れて持ち込まれる場合や、展示や教育目的で運ばれる場合などがあります。
テレビでも度々取り上げられるように、外来種は周囲への影響が懸念されています。自然界は、食う食われるを繰り返し、地域ごとに絶妙なバランスを保ちながら成り立っています。そこへ突然新しい生き物が入ることで、それまでのバランスは崩れ、在来種が食べられたり、生育環境が奪われたりしてしまいます。
中でも大島は、四方を海に囲まれるという特別な環境から、他の動植物が入りにくく、古くから島ならではの生態系が育まれてきました。大島だからこそ築かれてきた独自の生態系、私達はその価値を改めて理解し、人為的に壊すことのないよう、大切にしていきたいですね。
〔伊豆大島ジオパーク推進委員会事務局〕

・セイタカアワダチソウは、他植物の成長を妨げる物質を出すよ。おまけに、繁殖力もとても強いんだ。

■外来種による被害を防止するために
(1)自然分布域から、別の場所には入れない。
(2)適切に管理し、捨てない・逃がさない。
(3)他地域に広げない。
・大島独自の生態系を守るため、気を付けたいね!

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