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自治体の皆さまへ

「郷土大島を豊かにし、共につくる島」の実現のために

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東京都大島町

大島町長 坂上長一

令和6年の新春を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
町民の皆さまにおかれましては、輝かしい新年を迎えられたことと心からお慶び申しあげます。私としましては、昨年4月に町長に就任して以来、初めての新年を迎えるところでありますが、長として担う責任の重さを再認識するとともに、大島町の更なる発展に向けての決意を新たにするところです。
昨年を振り返りますと、町長就任後間もなく、長きにわたるコロナ禍が収束に向かい、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行されましたが、年の終盤にはインフルエンザが流行し、町においても学級閉鎖が相次ぎました。また、日本各地で発生した線状降水帯や記録的猛暑などの異常気象は今後も続くことが予想され、原油価格及び物価の高騰はまだまだ終わりが見えない状況です。一方で良い話題もありました。外国籍クルーズ客船の大島初寄港は、新たな交流人口の創出として今後の島の観光産業振興の可能性が期待されます。徐々に回復しつつある観光客やテレワーク施設利用者などの対応とともに繋がりをつくり、このチャンスを関係人口増加に活かしていきたいと考えます。また、第51回東京都消防操法大会における大島町消防団の優勝(ポンプ車操法の部)は、消防団員のなり手不足が深刻化しているなかでの快挙であり、大変喜ばしいことです。日頃の努力の賜物による結果に敬服いたします。11月には小池知事との意見交換の場があり、1)災害復興事業に対する継続的な支援、2)再生可能エネルギーを活用したまちづくりに対する支援、3)循環型社会形成(ごみ処理関係)に対する支援の3点を要望させていただきました。
さて、今年は第7次大島町基本構想のスタートとなる年です。基本構想は、令和6年度から令和13年度までの町行政の道筋や方向性を定め、大島町の将来の指針となる最上位計画でありますが、策定にあたってはこれまで公募により選出された委員の皆さまが参加された大島町基本構想策定推進会議(住民会議)が開催されており、住民説明会やパブリックコメントを実施しております。今後、総合開発審議会での諮問・答申を経て、3月の町議会において議決を得て完成となります。
第7次基本構想では、私のまちづくりの基本的コンセプトである「きぼうのしま」「にぎわうしま」「やさしいしま」を礎に、町民の皆さまとの協働により、都心に近く豊かな自然を擁する町の魅力を活かした、豊かな住みよいまちを実現していきたいと存じます。また、昨年10年目を迎えた平成25年伊豆大島土砂災害の復興及び被災者等支援につきましては、大島町復興計画が今年度までとなっておりますが、継続的な対応を検討できるよう、この度の基本構想・前期基本計画に組み替える対応を考えております。
これからもこの町が、お住まいの皆さまにとっても訪れていただいた方にとっても「愛される郷土大島」であるよう、まちづくりを進めてまいりますので、皆さまのお力添えをよろしくお願いいたします。
終わりに、新しい年が活力に溢れ、町民の皆さまにとって希望に満ちた幸多い年でありますよう祈念しまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

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