大島の自然や文化、身近な魅力に迫ります。
■おいしい!ジオパーク 明日葉
~今日若穂を摘んでも翌日には新しい芽を出す!?~
大島の食卓に一年中並び、美味しさと栄養を兼ね備える明日葉は、島民の食事を語る上で欠かせない野菜です。明日葉は伊豆諸島の準固有種で、大型多年生草本です。「三宅島の噴火後、火山灰の中から最初に芽吹いたのが明日葉であった」とされるほど、明日葉は非常に強い生命力を持っています(写真1)。大島は、水が乏しい、風が強い、雨が多いなどの環境から、野菜の栽培に苦労してきた側面がありました。そんな中、明日葉は過酷な状況下でも逞しく芽を出すため、葉茎菜類の食用野菜が不足する島民にとって、健康を支える重要な食材の1つでした。一方明日葉にとって大島は、水はけが良く、切り替え畑等による半日陰が存在する、根粒菌を持つハンノキ(オオバヤシャブシ)からの栄養が得られるなど、元気に育つ条件の揃った場所と言えます。
明日葉は、この島ならではの宝物として、未来に継承していくことを目的とした「伊豆大島ジオパーク認定ブランド」に登録されています(写真2)。伊豆大島ジオパークでは、認定ブランドの由来や、魅力を伝える活動に賛同していただける方を「伝え隊」として登録しています。私達と一緒に、大島ならではの魅力を未来へつないでみませんか?ご連絡をお待ちしています!
〔伊豆大島ジオパーク推進委員会事務局〕
〔詳細は本紙またはPDF版をご覧ください〕
認定ブランド及び伝え隊に関するお問い合わせ:伊豆大島ジオパーク推進委員会産業商工部会(大島町商工会)
〒100-0101 東京都大島町元町1-1-14【電話】04992-2-3791 HP【URL】http://izu-oshima.or.jp/geopark/brand/
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