「バーバリーシープの塩分補給」
動園内にあるサル島橋から見下ろすと、溶岩など黒っぽい色の岩石の中にオレンジ色の塊があるのにお気づきになるでしょうか。この塊は「鉱塩(こうえん)」の塊で、塩分やミネラル分を含んだバーバリーシープにとって大切な補助栄養食であり、その他の動物にもとても大切な栄養分です。野生では、多くのミネラルを含んだ土壌で育った野草を食べることで自然とこれらの栄養分が補給されます。また、その他に川の水を飲むことでも補給できますが、動物園ではどうしても不足しがちになるためにあえて用意しています。園で用意している鉱塩は、最初はきれいな四角形のブロック状ですが、彼らが舐めると穴だらけになって最後はなくなってしまいます。動物園でこのような姿を見たら、このお話を思い出してくださいね。
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