伊豆大島はほぼ全域が富士箱根伊豆国立公園の一部となっています。大島でも見掛ける機会が増えた外来種について、7月より「外来種図鑑」を発信しています。先月は「オオキンケイギク」、今月は「ランタナ(シチヘンゲ)」について紹介します。
■外来種図鑑2:「ランタナ(シチヘンゲ)」
・中央・南アメリカ原産 5~11月開花
・世界の侵略的外来種ワースト100、重点対策外来種
・毒やトゲがあり、亜熱帯気候などで野生化しやすい
・生態系への影響…競合(在来種と住処や食物を取り合う)
・大島で多い場所…元町付近の道路沿いなど
オオキンケイギクなどの「特定外来生物」は、農林水産業や生態系などへ被害を及ぼす恐れのある外来種として、栽培や保管、輸入などが規制されています。ランタナなど「重点対策外来種」に指定された種は、野生化した際の影響等を考慮し、「特定外来生物」に選定するか検討中の外来種です。よって、特定外来生物でなくても、防除する必要がない訳ではありません。
外来種は一度定着すると完全駆除は困難な場合がほとんどです。
みなさまには「入れない」・「捨てない」・「拡げない」ことにご協力いただければ幸いです。大島にしかない自然を、未来にも引き継げるよう、一緒に大切にしていきましょう!
また外来種であっても、防除する際は次のことに気をつけてください。
1.土地の所有者に確認をとる
2.植物の場合、抜き取った後の処理をする(植物片が散らばらないよう、ビニール袋に入れる等)
・増えやすいから、取り扱いに気を付ける必要があるんだね
・アクティブレンジャー日記☆随時更新中
問い合わせ:環境省伊豆諸島管理官事務所
【電話】2-7115【メール】RO-IZUIS@env.go.jp
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