〔みんなのPLAZA(プラザ)〕伊豆大島ジオパーク ちょこっとコラム No.40

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大島の自然や文化、身近な魅力に迫ります。

■黄金色に輝く景色～ハチジョウススキ～
9月を迎え、夏休みの余韻を楽しむ気持ち半分、疲れも半分…なんて方もいらっしゃるのでは?アクティブに楽しんだ夏の後は、秋の見どころスポットでのんびり一息♪はいかがでしょうか(写真1)。山頂カルデラ内に広がるハチジョウススキが、9月下旬から10月にかけて見頃を迎えます。
ハチジョウススキは伊豆諸島の準固有種で、茎は太く、高さは2メートル前後、葉の裏にはほとんど毛がないという特徴を持っています。かつては牛の餌や茅葺屋根の材料(写真2)、畑の仕切りとして土が流れるのを防ぐために植えられるなど、幅広く活用されてきました。伊豆大島火山の噴火後、先駆植物として最初に芽吹くのはハチジョウイタドリですが、その群落に最初に加わるのがハチジョウススキです。根を横へ横へと広げながら成長していき、やがてはハチジョウイタドリを覆いつくして、ハチジョウススキの野原をつくり上げていきます。
ジオ・ロックガーデン周辺の夕日に照らされて美しく輝くハチジョウススキは、日没30分～1時間前が狙い目☆足を運んでみてはいかがでしょうか♪
〔伊豆大島ジオパーク推進委員会事務局〕

※写真は本紙をご覧ください