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防災コラムその(18)~強風~

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東京都大島町

大島では、日最大風速10m/s以上の日数が年間92日(統計期間30年間)に達するなど風が強い島です。最大風速と最大瞬間風速の歴代1位は、日最大風速が39m/s、日最大瞬間風速は、57.0m/sで、風速の上位のほとんどは台風によるものです(表)。平均風速30m/s以上は「猛烈な風」と言われ、固定が十分ではない屋根は吹きとんだり、木が倒れるなどの被害が出るなど屋外での行動は非常に危険です。令和元年台風第15号は、9月9日未明に大島を通過し最大風速30.2m/s、最大瞬間風速47.1m/s(ともに西南西の風)を記録しました。これに伴い住家被害919棟、公共施設被害額は2億6千万円を超え、大島町の暴風災害としては最大規模となりました。例年9月、10月は台風の接近数が多くなる時期です。改めて、飛散物の固定や停電の備え、非常持ち出し品の確認などを行ってください。

○表 日最大風速・日最大瞬間風速(大島元町)1938年~

問い合わせ:防災対策室
【電話】2-0035

■防災クイズ
台風が近づくと海水面はどうなるでしょう?
(1)高くなる
(2)低くなる
(3)変わらない

「答え」
(1)高くなる
台風の中心では気圧が低いため海水を吸い上げるように作用し、海面が上昇します。気圧が1ヘクトパスカル(hPa)低下すると、約1cm海面が上昇します。発達した台風が接近するときは、高潮にも注意が必要です。

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