動物愛護週間は、国民の間に広く動物の愛護と適正な飼養について、関心と理解を深めるために、「動物の愛護及び管理に関する法律」に基づいて設けられたものです。
この機会に、私達が飼っている動物や身近にいる動物たちについて、もう一度考えてみましょう。
(1)動物は正しく「終生飼養」
飼い主は動物を飼育するうえで、その習性をよく理解し愛情をもって「終生飼養」する責任があります。日頃から健康管理には気を配り、犬には年に一度の狂犬病予防注射を必ず受けさせましょう。
(2)不妊・去勢手術
「手術はかわいそう」と思われる方もいますが、繁殖を望まない場合、産まれた子犬や子猫をすべて幸せにできない場合は不妊去勢手術を実施しましょう。病気の予防やストレスの軽減のほか、オス同士の争いやマーキング行為の減少にもなります。
(3)猫の飼育は屋内飼育で
現在の交通事情や住宅事情を考えると、猫を飼う場合には、屋内での飼育が望ましいといえます。上下運動ができるよう家具やキャットタワーを活用し、専用のトイレ・つめとぎなどを用意することや、不妊去勢手術を実施することが屋内飼育を成功させるコツです。
(4)犬の散歩はルールを守って
犬の散歩をするときは、犬をリードできちんとつなぎましょう。もし散歩中にオシッコをしてしまったときは直ぐに水で流し、フンをしたときは家まで持ち帰ることが飼い主の責任です。みんなが気持ちよく暮らせるよう、ルールを守って散歩させましょう。
(5)身元の表示
迷子になり飼い主のもとに戻ることができない動物は少なくありません。飼い主の責任の所在を明らかにし、迷子になった動物の発見を容易にするためにも、犬には鑑札と狂犬病予防注射済票を付け、猫やその他の動物には連絡先を書いた迷子札やマイクロチップをつけましょう。
(6)災害に備えて
災害が発生した場合、まずは人命第一です。飼い主が無事でなければ動物は災害を乗り切れません。家が壊れたりして避難することになったときは、事情の許す限り動物を同行して避難してください。避難先や実際どのように動物を連れて避難するか、平時に確認しておきましょう。また、人やほかの動物を怖がらない、嫌がらずにケージに入る、トイレは決められた場所でするなどのしつけを普段からしておきましょう。動物のための防災用品(5日分以上のフードと水など)の用意もお願いします。
問い合わせ:
水道環境課 生活環境係【電話】2-1478
東京都島しょ保健所大島出張所【電話】2-1436
(7)イベント情報
「令和6年度どうぶつ愛護フェスティバル」を以下の日程で開催します。ご参加をお待ちしています。
〔1〕9月21日(土)午前10時より都立駒沢オリンピック公園(中央広場)にて開催。
「動物愛護セレモニー」「スタンプラリー」「パネル展示」「ペットと防災に関するトークショー」等。
〔2〕9月23日(月・祝)午後1時より国立科学博物館(上野本館内・日本館)にて開催。
動物愛護週間ポスターデザイン絵画コンクール等表彰式、「子どもも大人も一緒に考えよう、私たちと動物」をテーマにシンポジウム。(※各イベント内容は変更となる場合があります)
イベント情報については…東京都保健医療局健康安全部環境保健衛生課 動物管理担当
【電話】03-5320-4412
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