新春のご挨拶

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大島町議会議長
中村　佳一

令和7年の新年を迎え大島町議会を代表し謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
町民の皆様におかれましては、輝かしい新年を迎えられたことと心からお喜び申し上げます。
昨年は1月1日能登半島の大きな地震災害から始まりました。改めて亡くなられた方、被災された方にお悔やみとお見舞いを申し上げます。
幸い私達の住む大島は昨年一年大きな災害には見舞われずに済みました。本年も町・議会で防災に対し危機管理を徹底して大きな災害にならないよう努力してまいります。
又、昨年からはコロナ禍から立ち上がり大島町でも行事やイベントも平常時に戻されました。
本年は日本で初めて開催される「第25回夏季デフリンピック競技大会東京2025」が開催されます。今回の大会は1924年に第1回がパリで行われ、100周年の記念すべき節目の大会で国際的にも注目されており、この大島でも競技の1つである「オリエンテーリング」が開催されることになっております。デフリンピックは耳が聞こえない選手の為の国際的なスポーツ大会でオリエンテーリングは地図とコンパスを用いて山野に設置された各ポイントをスタートから指定された順序で通過しフィニッシュまでの時間を競う野外スポーツです。この大会を通じて世界中から選手や関係者が集まり、大島町からスポーツの舞台として国際的にアピールするチャンスでもあります。ぜひ町民の皆様には大会の成功に向けご協力ご支援を賜りますようお願い致します。
ところで、議会は議会改革を昨年より議会運営委員会を中心に進めております。現在島も含め地方議会で議員の成り手不足が続いており、2年後の統一地方選挙を前に私達大島町議会では7名による議員研究会を立ち上げ議員定数を考える会を発足、今後は町民の皆様の意見も伺いながら結論を見出してまいりたいと思います。
一方町政に目を向けますと、昨年は議会に陳情のあった学校給食費の無償化の問題、南部地区プールの問題は最終的に町長の英断と町民の皆様のご協力により解決されました。これからも町民の皆様のご協力が何事を行うにも必要であると思います。よろしくお願い致します。
本年は懸案であった火山博物館がリニューアルオープンする予定です。3月末のプレオープン、6月のオープンが予定されており、今後のジオパークの拠点として期待しております。その他「島留学」の為の学生寮も着々と建設が進んでおります。
しかし解決しなければならない課題も多く、少子高齢化への対応である島内交通体系であったり、特に衰退している第一次産業等は待った無しの課題だと思っております。議会としましても課題解決に向け町民の皆様のご意見も伺いながら町と共に町政の推進に向け努力してまいりますのでご協力の程よろしくお願い致します。
本年が町民の皆様にとりまして活力と希望に満ち溢れた良き年でありますよう、議員一同祈念申し上げまして新年のご挨拶とさせて頂きます。