3月1日から7日にかけて、「春季全国火災予防運動」が実施されます。春の行楽シーズンを迎え山に入る人が増え、農作業の枯草焼きが行われることに伴い、火の不始末や火の粉が飛び火することなどにより火災が増え、林野火災の月別発生件数は3,4月が多い傾向です(消防庁)。
大島の火災は、野増大火(昭和26年12月、116戸焼失)・波浮港大火(昭和31年12月、16戸焼失)・元町大火(昭和40年1月、全焼418戸)など火災は空気が乾燥し、風が強い冬季に多く発生しています。しかし、明治22年新島村(昔の元町)の火災(焼失154戸)は4月に発生(大島町史通史編)、昨年の裏砂漠の火事も5月に発生しました。これからニシ風は弱まり空気中の湿度が高くなりますが、発達した低気圧により風が強まる時期です。引き続き「命を守る4つの習慣」(消防庁)を心がけ火災の予防に努めてください。また、住宅用火災警報器の定期的な点検も必要です。
■防災クイズ
出火の原因のうち一番多いのは、次のうちどれでしょう(令和5年全国)。
(1)たばこ (2)たき火 (3)コンロ
■「防災クイズの答え」
(1)たばこ。
令和5年の出火は3万8,672件、出火原因別ではたばこが3,498件と最も多く次いでたき火が3,473件、コンロが2,838件でした(「令和6年版消防白書」)
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