区は、夏休み中に地域ぐるみでこどもたちを見守るため、皆さまの寄付による「子ども生活応援基金」を活用し、「長期休暇中の子どもの居場所づくり補助事業」を実施しました。
今年度は10団体が本事業を活用しました。地域の皆さんによるさまざまな体験活動・学習支援・食事提供などを通して、こどもが安心して過ごせる居場所づくりの取り組みが広がっています。
■補助事業を活用した10団体のうち、2団体にインタビューしました
◆応援の輪が広がって
〇フードバンク大田の皆さん
「地域のレンタルスペースを活用して、こどもの学習支援と居場所の提供を行いました。この補助事業に後押しされ、団体として充実した取り組みができたと思います。最初は緊張していた子も遊んでいくうちにすぐに仲良くなって、たくましいと感じました。学校を越えたつながりができるのを見ているとうれしいですね。この活動を知った近所の方から、協力や応援をいただくなど、地域との連帯感も生まれました。」
◆ありそうでない居場所づくりをめざして
〇「お気軽カフェ 大森鶴渡町会 夏休み居場所づくり」関係者の皆さん
夏休み中のこどもたちの居場所「お気軽カフェ」として、15日間、多くの方が来やすいように午後1時~8時に町会会館を開放し、体操や地域清掃、ランチ会などを開催しました。大学と近隣の町会、小学校PTA、商店街、福祉事業者が、互いにできることを持ち合いながら取り組んだことで実現できたと思います。こども同士が遊んでいるそばで、大人がくつろいでいたり、本を読んでいたりとそれぞれにとって居心地の良い居場所がつくれたのではと感じています。帰っていく子が「またね」と言ってくれたのが印象的で、必要としてくれていることがうれしかったです。
■子ども生活応援基金へのご寄付をお願いします
「長期休暇中の子どもの居場所づくり補助事業」のほか、こどもたちを地域で温かく包み込むような支援に活用しています。詳細は区HPをご覧ください。
※子ども生活応援基金については、本紙4面へ
問合せ:福祉管理課 調整担当
【電話】5744-1244
【FAX】5744-1520
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