■ツアーファイナル(11月7日・13日)で帰ってきた!おおた・羽田という「ホーム」へ
◇Saoriさん
大田区は私たちが生まれ育った場所。町の人たちが声をかけてくれて、近所とのつながりが深くて、こども時代を大田区で過ごせて良かったと思います。音楽をやりたくて見つけた物件でも、大家さんが「夢を追いかけてる子たちは白いわ。好きなようにやりなさい」って言ってくださって。改装したり、自由に音を出したりして挑戦できました。羽田はやはり「ホーム」な場所。昨年のツアーファイナルが羽田イノベーションシティ内のZepp Haneda(ゼップハネダ)(TOKYO)で、会場近くの階段に私たちのイラストが描かれていたのがうれしかったですね。「おかえりなさい!」って言ってもらったようで。「このまちで頑張ってきて良かったな」って。
◇Nakajinさん
音楽の活動拠点となるライブハウス(club EARTH(クラブアース))は、区内の印刷工場だった場所を作り変えました。時間制限なく、自由に音楽活動できる場所が欲しかったんです。作る過程で工夫することや、メンバーと協力することは僕たちの音楽のスタンスとも似ている感じがしますね。地元の話を言えば、僕は多摩川がすごく好きで。小学生の頃は野球チームに入っていて、練習や試合へ行く長い道のりで多摩川周辺を自転車で走っていたのが印象に残っていますね。
◇DJ LOVEさん
実家が羽田で町工場をしているんです。Zepp Haneda(TOKYO)は実家から一番近いライブハウスで、今回母たちを呼んだのですけれど、歩いて来られるくらい近いんですよ。羽田空港跡地周辺はまだまだ大きくなるって聞きました。それならぜひ、そこにアリーナ(大型イベントホール施設)の建設もお願いしたいなって思います(笑)。
◇Fukaseさん
大田区の中でも、僕らが住んでいた場所はとてもフレンドリーなまちだと思っています。なんだか人情味あふれる感じがずっと続いていて。僕らのライブも、そういうフレンドリーなライブとして、これからも続けていければいいなと思っています。
【PROFILE】
せかいのおわり:メンバー全員が大田区出身のアーティスト。バンド結成時は、大鳥居駅からほど近いライブハウスを拠点に活動。令和4年度大田区民栄誉賞受賞。また、楽曲「Habit」が「第64回日本レコード大賞」のレコード大賞を受賞。NHK紅白歌合戦にも計6回出場。そのほか、受賞歴多数
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