~あたたかく 新しいおおたを 地域とともに 5つの「S」で築きます~
今号では、令和6年度予算(案)の特徴などを紹介します。
4つの重点ポイントに沿って予算(案)を編成するとともに、掲げた施策を実施して、笑顔あふれる大田区を築く上で重要であると考える視点を下記のとおり5つの「S」としました。
◇「S」mile
こどもから高齢者まで!区民の笑顔
◇「S」peed
スピーディーに行政サービスの向上を実現します
◇「S」afety
災害・犯罪に強く、安全・安心なまちづくり
◇「S」DGs
持続可能で賑(にぎ)わいあるまちを公民連携しSDGsの取り組みでめざします
◇「S」ports and Culture and Nature
スポーツ・文化・歴史・自然にふれ 住む人も訪れる人も健やかで豊かさを感じるまちに
■令和6年施政方針
令和6年第1回区議会定例会の本会議の冒頭、鈴木区長が施政方針を述べました。
ここではその中から令和6年度予算(案)の特徴を紹介します。
本年における私の区政運営に関する施政方針を申し上げます。
まず、最近の国内の経済状況ですが、1月に公表された月例経済報告の基調判断では、「景気は、このところ一部に足踏みもみられるが、緩やかに回復している」とし、国内の景気判断は維持されましたが、先行きについては、令和6年能登半島地震の経済に与える影響に十分留意する必要があると明記されました。また、世界銀行による世界経済の成長率見通しでは、2024年は2.4%と2023年の2.6%から低下し、3年連続で減速する見通しです。2023年にインバウンド需要などで1.8%となった日本は2024年には外需の落ち込みを反映し、0.9%に減速する見通しとなって
おり、引き続き国際情勢を注視していく必要がございます。
そのような状況の中、今後の区財政の見通しは、子育て支援策や超高齢社会への対応、公共施設の維持更新、重要な成長戦略となる社会資本の整備など多くの行政需要を抱える中、先行き不透明な景気動向や国による不合理な税制改正などの影響も受け、歳出に対し歳入が不足する厳しい財政環境が継続することが想定されます。
このような認識のもと、令和6年度は、「新しいおおたの次代への架け橋となる予算~SDGs未来都市としての挑戦~」と位置付け、特に優先的に取り組むこととする令和6年度予算編成上の4つの重点ポイントを掲げました。
1つ目は、「出産・子育て、教育の充実に向けた施策」、2つ目に、「安全・安心で包摂的な共生社会の実現に向けた施策」、3つ目は、「環境と地域経済がともに発展する未来へ繋(つな)ぐ都市力を高める施策」、4つ目が「ポストコロナ時代に健康で活力、豊かさを高める施策」でございます。
これらの課題に優先的に対応するとともに、持続可能な自治体経営を推進しつつ、区民福祉の向上に努め、誰もが安心して暮らすことができる、笑顔とあたたかさあふれる豊かな大田区の未来を築いてまいります。
大田区長 鈴木 晶雅
■新しいおおたの次代への架け橋となる予算
~SDGs未来都市としての挑戦~
▽令和6年度予算(案)一般会計総額
3,412億998万円
(前年度比8.4%増)
▽4つの重点ポイント
・出産・子育て、教育の充実に向けた施策
・安全・安心で包摂的な共生社会の実現に向けた施策
・環境と地域経済がともに発展する未来へ繋(つな)ぐ都市力を高める施策
・ポストコロナ時代に健康で活力、豊かさを高める施策
問合せ:財政課 財政担当
【電話】5744-1126
【FAX】5744-1502
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