区は、みどり豊かで潤いのあるまちをめざし、「大田区緑の基本計画グリーンプランおおた」を掲げ、緑地の保全や緑化の推進に取り組んでいます。今号では、魅力あふれるまちづくりのために、区が推進しているみどりの取り組みを紹介します。
▽“グリーンプランおおた”とは
みどりのまちづくりにおける将来像を、区民・事業者の皆さんと区の協働・連携により実現することをめざし、区におけるみどりの方向性を示す計画です。令和6年度は、「グリーンインフラ事業計画の推進」「(仮称)グリーン基金の創設・運用」を重点的な取り組みとしています。
■グリーンインフラ
~自然の力でまちをもっと暮らしやすく~
住みやすいまちをつくる道路・上下水道などの“インフラ”に、海、河川、池、公園・緑地などの自然環境“グリーン”が有する機能を活用することで、まちづくりの課題解決につなげる取り組みです。
区では、令和6年度に「グリーンインフラ事業計画」を策定します。「環境」「防災・減災」「地域振興」の3つの視点から、みどりの機能・効果を活用するグリーンインフラを導入していきます。
◆グリーンインフラの取り組み例
〇ヒートアイランド現象の緩和
《区全体で》
まちなかのみどりを生かした木陰の形成、建物の緑化などにより、熱環境が改善されます。
〇雨水浸透・活用
《住宅・商業地などで》
敷地内に設置したタンクに雨水をためることで、敷地外への雨水流出を抑制するとともに、花壇などへの水やりに活用できます。
〇にぎわいの創出、自然環境の保全
《公園などで》
まちなかに公園・緑地などの“グリーン”を確保することで、みどりを活用した地域コミュニティーが形成されるとともに、貴重な自然環境が保全されます。
■みどりとふれあいませんか
◇散策路の整備
区内にはいくつかの散策路があり、木陰などを利用した快適な空間づくりに努めています。散策路を歩き、楽しみながら健康づくりに取り組みませんか。
◇自然観察会
バードウオッチングや干潟の観察会など、区内の身近な自然とふれあうことができます。観察会を通じて、「生物多様性」について楽しく学びませんか。
◇ふれあいパーク活動
公園を「地域の庭」として、清掃や花壇作りなどのボランティア活動をする取り組みです。活動から生まれる人と人の交流が、まちの活性化につながります。
◎大田区は、SDGs未来都市、自治体SDGsモデル事業にふさわしい、持続可能な取り組みを行っています。
問合せ:都市計画課 計画調整担当
【電話】5744-1333
【FAX】5744-1530
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