消費生活センターだより

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■強引な訪問買い取りに注意
▽事例1　不用品買い取り業者から「食器やネックレスなど、なんでも買い取る」と電話があり、贈答品の食器を処分したいと思っていたので来てもらうことにした。
数日後、家に業者が来たが、用意した食器類は値がつかないと言い、「貴金属はないか」としつこく聞かれたので、使っていないダイヤの指輪を見せたら、2万円で安く買い取られてしまった。(80代女性)

▽事例2　自宅にいきなり不用品買い取り業者が来て「衣服や靴を買い取る」と言われた。出すものはないと言ったが、しつこいので靴を出したら「貴金属はないか」と聞かれた。
出せるものはないと再度断ろうとしたが、いつまでも帰らないのでしかたなく指輪とネックレスを出したら、6万円で買い取られた。(60代女性)

▽相談員からのアドバイス
最初は不用品を買い取ると言っていても、後から「不用品だけでは買い取れない。貴金属も出してほしい、見せるだけでもよい」などと粘られ、売るつもりのなかった貴金属などを買い取られてしまったという相談が多くなっています。
このような訪問購入において、消費者が希望しないのに訪問して勧誘することや、事前の約束とは違う品物について買い取りの勧誘をすることは、特定商取引に関する法律で禁止されています。契約書面の交付義務やクーリング・オフ制度もあります。
困った時は1人で悩まず、まずはご相談ください。
※クーリング・オフ制度…訪問販売や電話勧誘販売などの不意打ち的な勧誘による契約や、複雑な契約について、一定の条件のもとで消費者から一方的に契約を解除できる制度。販売形態、商品、サービスにより、できる場合とできない場合があります。

■消費生活センター
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