令和6年度は、小平市第四次長期総合計画の4年目であり、私にとっては市長任期の最終年度となります。さらに「つながり」の輪を広げていくとともに、「共に創るまち」の実現に向け、市民参加・市民協働の取り組みを推進し、魅力と活力に満ちたまちづくりに一層努めてまいります。
市の新たな将来人口推計では、人口のピークが令和7年から令和12年へと後ろにずれることが見込まれるものの、長期的な人口減少の傾向は、これまでと変わらないものとなります。
このような状況も踏まえ、引き続きこども・子育て施策の充実を図るため、義務教育就学児医療費助成の所得制限を、中学校3年生まで撤廃します。さらに、子育てコンシェルジュや虐待対策ワーカーを追加配置するとともに、多胎妊婦健康診査費用助成事業、バースデーサポート事業、産後ケア事業などを拡充し、実施してまいります。
また、高齢者・障がい者への支援、公共施設マネジメント推進、ゼロカーボンシティの実現など、魅力あるまちの創造に向けて、市民ニーズに寄り添った施策、事業を実施できるよう、限られた財源を重点的かつ効率的に配分し、予算編成いたしました。
そのほか、令和6年度には、地域コミュニティ担当や多文化共生担当、居住支援の担当などを設置します。また、職員のメンタルヘルス不調への対応として、職場における健康管理に関する専門的知見をもつ事業者による支援を導入るほか、DX推進に係る外部専門人材を配置するなど、専門人材を活用し、新たな課題へ対応するべく、組織体制を強化します。
引き続き、「つながり、共に創るまち こだいら」の実現に向けて、取り組んでまいります。
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