新たな年の始まりを迎え、謹んでご挨拶を申し上げます。
区民の皆様には、日頃から区政運営に対しまして、ご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
昨年は、元日の能登半島地震に始まり、激甚化する豪雨災害、原油価格や円安による物価の高騰などが生活や社会経済に大きな影響を与えた一年でした。
令和7年度は、区民の皆様が安心して健やかに生活することができるよう、様々な施策に取り組んでまいります。
まず、安全で安心なまちづくりに向けて、区立小中学校の校門周辺等に誰でも24時間利用可能なAEDを設置するとともに、商店街が所有する街路灯の点検や修繕等に係る費用の一部を補助いたします。
また、町会等への加入促進や活動の担い手確保を支援するため、チラシやパンフレットを作成する際の補助等を拡充いたします。
さらに、旧元町小学校跡地には、様々な世代が集える地域の拠点として、公共機能と民間機能の複合施設である「元町ウェルネスパーク」を開設します。
加えて、子どもの最善の利益を守るため、区立の児童相談所を開設し、切れ目のない総合的な相談・支援体制を一層整備するとともに、こどもの権利に関する条例の制定に向けた準備を進めてまいります。
なお、区では、令和6年度から9年度までを計画期間とする第2期の「文(ふみ)の京(みやこ)」総合戦略を策定し、区が解決すべき主要課題を明らかにするとともに、4年後の目指す姿を見据えた、取組の方向性や事業のロードマップを示しております。計画期間中であっても、柔軟に事業を組み替えるとともに、SDGsやSociety5.0の視点も生かしながら、社会状況の変化に適応する課題解決型の区政運営を推進してまいります。
結びに、本年が区民の皆様にとりまして、穏やかで幸多い一年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。
文京区長 成澤廣修
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