コラム「新宿の未来のために」

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猛暑がやってきました。夏の暑さは年々厳しくなっており、新宿区においても毎年熱中症で救急搬送される方が多くいらっしゃいます。熱中症は気付かないうちに発症する可能性があり、室内でも起こります。こまめな水分・塩分の補給や冷房の適切な利用を心掛けてください。ご本人はもとより、周囲の人が早めに気付き、声をかけることで予防できますので、積極的な声かけをお願いします。区では、9月30日まで地域交流館などを「まちなか避暑地」にしているので、暑さが厳しい時は、日中の居場所としてご利用ください。

「神楽坂まつり」が7月26日から29日まで4年ぶりに開催されます。前半2日間は毘沙門天善國寺の境内での「ほおずき市」、後半2日間は約40の連が踊りを披露する「阿波踊り大会」で構成される江戸情緒あふれる夏まつりです。また、「新宿エイサーまつり」が、29日に新宿駅周辺で開催されます。各地から集まったエイサーチームが勇壮な演舞を披露します。その他、区内各地で夏の風物詩である盆踊りが町会や商店会の主催で行われます。ぜひ、これらの催しにご家族やご友人と参加していただき、地域の魅力、活気を感じてください。

4月1日から、全ての自転車利用者にヘルメットの着用が努力義務化されました。区では、ヘルメットの着用を促進するため、一定の安全基準を満たした自転車用ヘルメットを購入した方に、購入費用を助成することにしました。8月14日から申請の受け付けを開始する予定です。申請にあたりましては、ヘルメットのレシートや領収書などをご提出いただきますので、大切に保管していただきますようお願いします。なお、領収書が手元に無い場合でも、現物確認等で助成を受けられる場合がありますので、8月1日に開設する相談窓口へご相談ください。

区内で作られた着物の魅力を発信するため、令和6年1月8日に開催予定の「はたちのつどい」の会場で、区内染色事業者が製作した晴着を10名の方に無料で貸し出します。貸し出し対象者には、会場で着物のPR活動にご協力いただきます。これらの取り組みを通じて、区の地場産業である染色業の振興につながればと考えています。

区長　吉住健一(よしずみけんいち)