■日の出町の「持続可能な」未来をみんなで創っていく
(議長)どこの自治体も少子化や人口減少の問題もありますし、特にコロナ禍で人との結びつきが少し薄まってしまった傾向がありますので、そうしたコミュニティ、人との関わりというのを戻していかないといけないと感じています。
そういった面では、子育てや教育の問題、財政の問題にしても、持続可能なまちづくりにしていかなければいけないと思います。
(町長)持続可能な町を目指して今、外部と連携協力する体制づくりを進めています。
新しい試みでは、企業や大学との連携があります。イオンモール日の出との包括協定の中で、テナントとの共同事業が町民大学や図書館等で始まっています。亜細亜大学とは施設の利用やフェスティバル開催だけでなく、大学教授やスポーツ指導者の講演などのご協力もいただいています。
また、あきる野市とは令和9年度中の供用開始に向け、給食センター共同設置運営の計画が進んでいます。
(議長)イオンモール日の出や亜細亜大学との包括連携協定により、町主催のイベントがさらに充実したものになっていて、町民からも喜ばれています。
広域連携ということでは、西多摩地域広域行政圏の各議会で、3つの公立病院がさらに連携できないか話し合っています。救急搬送のモデルケース検討や、夜間や休日に診療科ごとに3病院で受け入れを分担するなど、西多摩医師会の進藤先生からもお話を聞いています。
(町長)実現したらとても安心ですね。現在、都市計画マスタープランをつくりながら新たな土地利用について研究を進めています。また公共施設の適正配置も進めていかなければなりません。既存の施設が老朽化により順番に改修が必要となってきています。こうしたことも持続可能なまちづくりのひとつです。未来を担うこどものことは、新教育長とともに町長部局と教育委員会との連携をより深めていきます。
(町長)最後に議員の仕事を続けてこられて町議会としての想いをお聞かせください。
(議長)今、議員のなり手不足が指摘されていますが、議員としてまちづくりに参加できていることはとても幸せなことだと感じています。町内には男性女性問わず、いろいろな世代の方や優秀な方がいらっしゃいますので、ぜひ多くの方に議会へのチャレンジ、また、いろいろな形でのまちづくりに協力・参画していただければと思います。それが、自分たちで町を創ることにつながっていくと思います。
(町長)同感です。特に若い人は失敗を恐れずチャレンジすることが大事。思うようにならなくても必ず学びが得られます。ぜひ町民の皆さんにも、役場職員にも、今年の目標を決めてチャレンジしてほしいです。
(議長)町議会としても、さらに信頼されより身近に感じていただける開かれた議会を目指して全議員で取り組んでいきます。
(町長)これからも議論を交わしながら、より活気あふれる未来を切り拓いてまいりましょう。
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