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日の出町のあゆみ (9) ー自然と調和したまちづくり 大切な自然を守る公共下水道ー

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東京都日の出町

※町制施行50周年を記念して、町の歴史・文化をシリーズで掲載しています。

■下水道の役割
私たちは日々の生活の中でたくさんの水を使っています。使用した水をそのまま川や海に流してしまうと、水質が悪化し、悪臭が発生したり生き物が生息できなくなるなど、自然環境に大きな影響を及ぼします。
そこで、汚れた水を集め、きれいにして自然に返す役割を果たしているのが下水道です。普段目にすることはできませんが、下水道には(1)快適な生活環境を確保すること(2)きれいにした水を川や海に放流し、豊かな自然環境を守るという重要な役割があります。

■日の出町の下水道のしくみ
下水道は、公共下水道(※1)と流域下水道(※2)の二つの機能が働くことによって、汚れた水をきれいにして多摩川に放流しています。
※1 公共下水道…家庭や工場から排出された汚水を地下の下水道管で集め、流域下水道につなげます。町の公共下水道は分流式(汚水又は雨水)という方式を採用しており、汚水のみ下水道管で集めています。(管理:町)
※2 流域下水道…公共下水道から排出された汚水を集め、水再生センターで浄化処理をし、河川に放流しています。(管理:東京都)

■町の公共下水道整備の経過
昭和50年代、町は都市化が進んだことで日常の生活水準も向上し、生活排水の処理が大きな悩みの種となっていました。そこで、55年頃から公共下水道整備の準備をはじめ、必要な施設を設置・管理するための事業認可を昭和59年11月に受けました。その後、「蘇れ! 平井川・全町に公共下水道」をスローガンに町の重点施策として整備を進め、平成22年度末には人口普及率100%を達成しています。
私たちの生活にかかすことのできない下水道。昨年事業認可後40周年を迎え、現在は予防保全の観点から計画的な下水道管の更新や長寿命化に取り組んでいます。今後、人口減少や施設の老朽化など取り組まなければならない課題も多くありますが、環境保全に配慮しながら、持続可能なまちづくりを進めてまいります。

■豊かな生活環境を未来につなげていくために ーご家庭でできることー
町内の家庭や工場などから排出された汚水は、道路の下にある下水道管を流れていき、八王子市にある水再生センターへ流れこみます。汚水は綺麗に処理をした後に多摩川に放流され、残った汚泥は焼却しコンクリートの材料などに再利用されます。
きれいな川や海を守っていくには、下水道の設備が正常に機能することがとても大切です。
ご家庭の排水口に油や生ごみを流すと、下水道管の中で固まって「つまり」や「悪臭」の原因になります。また、きれいな水に戻すための、処理施設にかかる負担も大きくなります。
・食器についた油汚れは、ちり紙などで拭き取ってから洗いましょう。
・使い終わった油は、新聞紙などを使って吸収させ、可燃ゴミとして出しましょう。
・流し台の三角コーナーは、水切り袋を使用し、ゴミを流さないようにしましょう。

■なるほど! 公共下水道マンホールクイズ〜
普段、何気なく目にするマンホールの蓋。蓋に「汚」、「おすい」などと表記されているのが公共下水道のマンホールです。
(1)マンホールは何のためにある?
答え:地面の下には下水道管が通っています。マンホールは、その下水道管を人が入って点検するためにつくられています。
(2)日の出町に公共下水道のマンホールは何個ある?
答え:5398個
太陽をデザインしたカラーマンホールもあります。町内各所の歩道にあるので探してみてください!

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