「杉並区手話言語条例」の施行、区民参加型予算事業のモデル実施、科学体験施設「IMAGINUS(イマジナス)」のオープンなど、今年もさまざまな出来事がありました。区の主な取り組みなどを振り返ります。
■1月
◇粗大ごみ受け付けに係るAIチャットボットの導入
粗大ごみに関する申し込み・問い合わせが、チャット形式で時間を選ばず利用できるようになりました。
■2月
◇杉並区プレミアム付(つき)商品券の発行
コロナ禍における原油価格・物価高騰対策の一環として、区内店舗および区民生活を支援するため、30%のプレミアム付きの商品券を約5億円分発行しました。
■4月
◇「杉並区手話言語条例」の施行
誰もが安心して生活できる共生社会を実現するために、手話は言語であるという認識の下、手話の理解促進・普及啓発を図る同条例を施行しました。
◇公民連携プラットフォームの運用開始
地域活動を充実させたいと思っているものの、ノウハウや人材などで課題を抱えている個人・団体と、そうした課題解決のために活動したい個人・団体などがつながることのできる公民連携プラットフォームの運用を開始しました。
◇「杉並区性の多様性が尊重される地域社会を実現するための取組(とりくみ)の推進に関する条例」の施行と杉並区パートナーシップ制度の開始
全ての区民が、性の多様性を巡る個人として尊重されることなどを基本理念とした同条例を施行しました。また、同条例に基づき、性的マイノリティーのカップルの生活上の不便を軽減するため、杉並区パートナーシップ制度を開始しました。
■6月
◇区民参加型予算事業のモデル実施
行政にはない新たな発想・考えを取り入れた行政課題の解決と、区民の区政への参加促進を目的に、区民の意見を募集し次年度の予算案に反映する区民参加型予算事業を試行的に実施しました。
◇高齢者補聴器購入費助成事業の開始
■8月
◇セシオン杉並のリニューアルオープン
大規模改修工事を終え、セシオン杉並(社会教育センター・高円寺地域区民センター・高円寺区民事務所)をリニューアルオープンしました。
◇阿佐谷七夕まつり・東京高円寺阿波おどりを4年ぶりに開催
■9月
◇子ども・子育てプラザ下高井戸の開設
「杉並区立施設再編整備計画」に基づき、下高井戸児童館施設を転用し、区内で7カ所目となる子ども・子育てプラザ下高井戸を開設しました。
■10月
◇未来をつくる杉並サイエンスラボ「IMAGINUS」のオープン
旧杉並第四小学校の跡地を運営事業者に貸し付け、事業者が独自に運営を行う科学体験施設「IMAGINUS」がオープンしました。さまざまなプログラムを通じて、子どもから大人まで楽しく科学を学ぶことができます。
◇区立学校の給食費の無償化
◇mottECO(モッテコ)普及推進モデル事業の開始
事業者と協力し、食べ残しの持ち帰りの普及・定着を図るmottECO普及推進モデル事業を開始しました。この取り組みは、飲食・ホテル事業者6社と共に、食品ロス削減推進表彰環境大臣賞を受賞しました。
■11月
◇自転車用ヘルメット購入助成事業の開始
自転車用ヘルメットの着用を促進し、交通事故による被害軽減を図るため、自転車用ヘルメット購入費用の助成事業を開始しました。
■12月
◇岩井克人氏が名誉区民に
経済学の分野で多くの独創的な研究成果を挙げ、文化勲章を受章した岩井克人氏が新たに名誉区民になりました(本紙5面参照)。
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