区は、条例に基づき年2回財政状況を公表しています。今回は、4~9月の5年度上半期について、お知らせします。
■当初予算
一般会計の当初予算は2107億円、対前年度比4.0%の増でした。国民健康保険事業会計などの3つの特別会計を含めた総額は、3270億4746万円となりました(対前年度比117億952万円、3.7%の増)。
■補正予算
一般会計で4回、特別会計のうち国民健康保険事業会計で1回の補正予算を編成しました。これにより、9月末現在の特別会計を含む予算現額の総額は、3484億1458万円でした。(表1)
◇一般会計補正予算(第1号)
新型コロナワクチン接種や、一般会計から国民健康保険事業会計への繰り出しに要する経費などを計上し、補正額は48億2395万円でした。
◇一般会計補正予算(第2号)
国の「物価・賃金・生活総合対策本部」で決定した「物価高克服に向けた追加策」として、住民税非課税世帯・低所得の子育て世帯への給付に要する経費などを計上し、補正額は27億5533万円でした。
◇一般会計補正予算(第3号)
地方創生臨時交付金を活用した区内事業者の支援・新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う経費などを計上し、補正額は22億9766万円でした。
◇一般会計補正予算(第4号)
地方財政法に基づき、決算剰余金の2分の1以上を基金へ積み立てるほか、学校給食費・保育施設に通う第二子保育料の無償化などによる子育て世帯への支援や、公衆浴場・介護事業所・保育施設など区内事業者への支援に係る事業に要する経費などを計上し、補正額は85億2200万円でした。
◇特別会計
国民健康保険事業会計補正予算(第1号)で、国民健康保険被保険者の負担軽減に要する経費などを計上しました。
■予算執行状況
9月末現在の特別会計を含む収入済額は、1362億2915万円、支出済額は1223億5054万円です。(表1)
■区民税の負担状況
9月末現在の特別区民税現年度分調定額は、673億1807万円です。(表2)
■公有財産など
土地・建物・基金などの財産の9月末現在高は、7502億7596万円です。(表3)
基金(表4)のうち、特定の目的のために積み立てる積立基金の運用に当たっては、預金・債権を中心に、安全で効果的な運用を実施しています。9月末現在の運用利子額は4102万円、運用利回りは0.092%です。(表5)
■特別区債
9月末現在の区債は、346億1304万円です(対前年度比3億2041万円の減)。(表6)
表1:各会計の予算執行状況
表2:区民税の負担状況
表3:公有財産などの内訳
表4:基金の内訳
表5:積立基金の運用状況
年度:5年度
現在高:878億430万円
運用利子額:4102万円
運用利回り:0.092%
表6:特別区債の現在高
目的・現在高:
総務債…1億7788万円
生活経済債…45億4118万円
保健福祉債…38億5814万円
都市整備債…60億3253万円
教育債…200億331万円
合計…346億1304万円
前回(4年9月末)現在高計…349億3345万円
増減…△3億2041万円
原則として1万円未満を四捨五入しているため、合計が合わない場合があります。
いずれも、9月末現在の状況です。
詳細は、冊子「財政のあらまし―令和5年度上半期の財政状況―」をご覧ください。区政資料室(区役所西棟2階)・図書館・区民事務所などのほか、区ホームページでもご覧になれます。
問合せ:財政課
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