「誰か」のことじゃない…12月4日～10日は人権週間です(1)

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人権とは、誰もが生まれながらに等しく持っている、人として幸せな生活を営むための権利です。この欠かすことのできない権利が尊重される社会を実現するために、一人一人が年齢・性別・国籍・人種などの多様性を認め合うことが大切です。この機会に、改めて人権について考えてみませんか。

■人権に関する意識調査を実施しました
人権意識の向上と区民一人一人の人権が尊重される社会の実現を目指して、区内在住で18歳以上の方の中から無作為抽出した3000名に人権に関する意識調査を実施しました。
調査では、人権に関して特に力を入れるべき取り組みを尋ねたところ、約3割の方から「人権教育の充実」「人権相談・支援体制の充実」の回答がありました。
調査結果は、今後の人権啓発を進めていくための資料として活用していきます。詳細は、区ホームページをご覧ください。

◆人権に関して特に力を入れるべき取り組み

■私たちの身の回りの人権について考えよう
◆性的少数者(性的マイノリティー)
一人一人に個性があるように、性のあり方もさまざまです。身体的性別と性自認が異なる方や、性的指向が異性でない方などもいます。一人一人が性の違いを互いに認め合い、安心して暮らすことができるように多様な性に関する正しい知識と理解を深めましょう。
相談先：
・性的マイノリティ専門相談【電話】5307-0784(毎月第2水曜日、午後4時～7時〔祝日の場合は翌週〕)
・男女平等推進センター一般相談【電話】5307-0619(午前9時～午後5時〔土・日曜日、祝日、年末年始を除く〕)

問合せ：区民生活部管理課男女共同・犯罪被害者支援係、総務課

◆DV(配偶者・パートナーなどからの暴力)による人権侵害
DVには身体的暴力のみならず、精神的・性的・経済的などあらゆる形の暴力が含まれます。暴力はいかなる理由であっても、どんな間柄であっても許される行為ではありません。より良い関係性を築けるよう、対等なパートナーとして互いの立場を尊重しましょう。

相談・問合せ：
・すぎなみDV専用【電話】5307-0622
・区民生活部管理課男女共同・犯罪被害者支援係
・福祉事務所
・警察署

◆子ども
大人から子どもへの虐待、子ども同士でのいじめ、児童買春・児童ポルノなど、子どもの人権が脅かされる事例が多く発生しています。子どもの様子がいつもと違う、虐待・いじめかもしれないと思ったときは、相談してください。子どもの人権への理解を深めましょう。

相談・問合せ：
・児童虐待の相談・連絡…子ども家庭支援センター
荻窪【電話】5335-7877
高井戸【電話】5913-9501
高円寺【電話】3315-2800
・17歳以下の子ども、保護者からの子育てに関する相談…ゆうライン【電話】5356-2601
・教育相談(不登校に関する相談ほか)…済美教育センター教育相談担当【電話】6379-5491(来所教育相談〔予約制〕)【電話】6304-3017(電話教育相談)
・いじめに関する相談…済美教育センターいじめ電話相談【電話】6379-3640

◆高齢者
高齢者虐待は、重大な人権侵害であり、たたくなどの身体的暴力のほか、怒鳴る、無視する、医療・介護サービスを使わせない、年金・預貯金を無断で使用するなどの行為も該当します。高齢者虐待を防止し、高齢者が安心して生き生きと暮らせる社会を実現しましょう。

相談・問合せ：
・家族などによる高齢者虐待の相談・通報窓口…
地域包括支援センター(ケア24)
在宅医療・生活支援センター通報専用【電話】5335-7306
・介護保険施設従事者による高齢者虐待の相談・通報窓口…介護保険課事業者係

◆障害者
障害があることを理由に偏見・差別・虐待を受けたりするなど、障害者がさまざまな場面で嫌な思いや苦痛を感じることが起きています。誰もが住み慣れた地域で自分らしく生活をしていけるよう、障害への理解を深め、適切な配慮や対応を行うことで、障害の有無によって分け隔てられることなく、互いに人格や個性を尊重しあう社会を築いていきましょう。

相談・問合せ：
・基幹相談支援センター障害者虐待専用【電話】5335-7345【FAX】5335-7679
・障害者施策課
11月25日～12月1日は杉並区障害者週間(本紙10面参照)