12~3月にかけてノロウイルスによる食中毒が増加する傾向があります。ノロウイルスの知識を身に付け、冬場でも手洗いの徹底・食品の十分な加熱などの予防をしましょう。詳細は、区ホームページをご覧ください。
■冬場に多く発生するノロウイルスの特徴
ノロウイルスは、少量でも手指・食品などを介して口から入ると、体の中で増殖し、腹痛・下痢・おう吐などの症状を引き起こします。
潜伏期間(感染~発症の期間)は1・2日です。原因食品は生かきなどの二枚貝のほか、調理する人の手指から食品に付着する事例が多発しています。
■ノロウイルスの予防ポイント
◇持ち込まない
おう吐・下痢などの症状があるときは、食品を直接取り扱う作業を控える。
◇つけない
ノロウイルス予防に、アルコール消毒はあまり効果がないため、手についたウイルスを物理的に洗い落とすことが重要。食品・調理器具などにノロウイルスをつけないように、石けんをよく泡立てて手を洗う。
◇やっつける
ノロウイルスをやっつけるには、食品の中心部を85~90℃で90秒以上加熱する。調理器具は、洗浄後に熱湯や次亜塩素酸ナトリウムで消毒する。
◇ひろげない
感染した人の汚物は、マスク・使い捨て手袋を使用して処理する。トイレ清掃やおう吐物を処理するときは、次亜塩素酸ナトリウムを使用する。
問合せ:杉並保健所生活衛生課食品衛生担当
【電話】3391-1991
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