■53.3億円の住民税が流出しています
ふるさと納税は、お世話になった自治体を寄付で応援できる制度として始まりましたが、他自治体へのふるさと納税によって、自分が住んでいる自治体の住民税が流出してしまうという側面があり、区においても流出額が年々増加しています。
◇区の住民税流出の状況と問題点
ふるさと納税の影響による、6年度の区の住民税流出額は約53.3億円でした。
住民税は、住んでいる自治体から受ける行政サービスの経費などに充てられるべきものであり、現在のふるさと納税制度は、受益と負担という地方税の原則をゆがめています。区は23区の区長会を通じて、国に廃止を含めた制度の抜本的な見直しを求めています。
ごみの収集・運搬、資源の回収(年間。人件費を含む):約60億円
◇ふるさと納税に対する区の考え方や取り組み
区では、ふるさと納税は善意の寄付であること、ふるさと納税制度を通じて地方を活性化することが大事であると捉え、次世代育成基金などの4つの基金や、荻外荘の復原・整備など具体的な取り組みを応援する寄付メニューの拡充に取り組んでいます。
区民の皆さんも、ふるさと納税で区を応援することができます。ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」や、郵便局などから区へ寄付することができます。なお、法律の規定により、区民の皆さんにはお礼の品を差し上げられません。
◇区の住民税流出額の推移
区のふるさと納税の取り組みは、区ホームページをご覧ください。
問合せ:課税課ふるさと納税担当
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