まちづくりの新たな対話の場や意見募集型ポータルサイト「すぎなみボイス」の開始、グリーンスローモビリティの本格運行開始、荻外荘公園の一般公開の開始など、今年もさまざまな出来事がありました。区の主な取り組みなどを振り返ります。
■1月
◇能登半島地震に伴う被災地への支援
能登半島地震に伴う被災地への支援として、教職員住宅の空き室を活用して被災者の受け入れを行ったほか、石川県七尾市に水・食料などの支援物資を提供しました。
また、職員の派遣を開始しました。
■3月
◇ドッグラン広場の開設
犬が自由に運動できる場を提供するとともに、犬の適正な飼養に関する普及・啓発などを行うことにより、人と動物が共生する地域社会の実現に資するため、和田堀公園内にドッグラン広場を開設しました。
◇杉並区気候区民会議の開催
無作為抽出で選ばれた区民が気候変動対策を議論する杉並区気候区民会議を開催し、計6回の会議により2050年までに目指す区の姿や、実現に向けたテーマ別の取り組みなどを意見提案にまとめました。
■4月
◇子育て応援券事業のデジタル化
デジタル応援券での支払いや、分かりやすい検索機能などを備えた子育て応援券スマートフォンアプリの運用を開始しました。また、有償の応援券の購入について、電子申請・キャッシュレス決済ができるようになりました。
◇省エネ家電買換(かいかえ)促進助成の実施
物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、古いエアコン・冷蔵庫を省エネ性能の高い新品に買い換えた方に、購入費用の一部を助成する制度を実施し、家庭におけるCO2排出量削減を図りました。
■5月
◇グリーンインフラを活用した水害対策の取り組みを推進するために専門家との連携協定締結
自然環境を活用した水害対策などを検討するために専門技術の研究や推進に向けた学びの場の提供、住民との新たなコミュニティの形成などに取り組んでいる専門家と連携し協定を締結しました。
■6・7月
◇まちづくりの新たな対話の場
◇ポータルサイト「すぎなみボイス」の開始
区民の皆さんと共にまちづくりに取り組む新たな対話の場として、都市計画道路も含めた将来のまちづくりについて考える「(仮称)デザイン会議」、阿佐谷のまちづくりについて考える「あさがやまちづくりセッション」、鉄道連続立体交差化を見据えた下井草駅周辺のまちづくりについて考える「(仮称)下井草まちづくりラボ」がスタートしました。
また、区が発信するテーマに対して、オンライン上でさまざまな立場の方が意見・アイデアを投稿できる場として、ポータルサイト「すぎなみボイス」の運用を開始しました。
◇「失語症サロン」の運営開始
脳血管障害などにより、聞く・話すといった言葉でのやりとりが困難になった失語症者の社会参加・生活を支援するため、意思疎通支援者による会話支援を受けてやりとりができる場として、「失語症サロン」の運営を開始しました。
◇日本フィルハーモニー交響楽団との友好提携30周年
音楽を通した区民の豊かな交流と地域文化の振興に向けて、平成6年に友好提携を交わしてから30周年を迎えました。11月には30周年を記念した子ども向けコンサートをセシオン杉並で開催しました。
■9月
◇「おくやみコーナー」の開設
区民が亡くなったときの区役所での手続きについて、ご遺族に寄り添って一つの窓口で案内する「おくやみコーナー」を開設しました。
■10月
◇中央図書館 座席予約システムの導入
中央図書館内の閲覧席の一部に、座席予約システムによる時間制予約席を導入しました。空き状況をリアルタイムで確認し、利用希望日7日前から座席をweb予約できるようになりました。
◇「さかうえいこいの森」の開設
貴重な民有のみどりである屋敷林を、土地所有者と無償借地契約を結び、区民がみどりに触れ合える空間を提供する「いこいの森」(市民緑地)を南荻窪3丁目に開設しました。
◇すぎなみエコ事業者認定制度の開始
脱炭素社会の実現に向け、事業者の取り組みをさらに推進するため、環境に配慮した事業活動を行う区内事業者を認定する制度を開始しました。
■11月
◇グリーンスローモビリティの本格運行開始
電動でゆっくり走り、環境にも優しい、新たな移動サービスであるグリーンスローモビリティが、荻窪駅南側地域で本格運行を開始しました。
■12月
◇荻外荘公園の一般公開の開始
地元10町会の要望書をきっかけに、平成26年に荻外荘の建物部分を含む敷地を取得し、約10年に渡り進めてきた荻外荘の復原・整備が10月に完了し、12月9日から荻外荘公園の一般公開を開始しました。
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