■渡邉錠太郎関係資料(141点)
渡邉錠太郎は、二・二六事件で標的となった陸軍教育総監です。直筆の掛け軸、軍帽・手袋などの遺品、二・二六事件発生直後に妻・すずが親族に宛てた電報、事件の現場となった上荻窪邸の建具・調度品など、渡邉に関する多岐にわたる資料を文化財に指定しました。
二・二六事件の舞台の一つである渡邉の自邸が区内にあったことを示す資料も含まれ、昭和の重大事件と区との関係を証明する貴重な資料です。
■柳井平八関係資料(1309点)
区内に居住した陸軍技師・柳井平八に関する資料です。学生時代のデザイン画・ノートをはじめ、柳井が建築技師として関わった建築工事や欧米出張の関係資料のほか、書簡・図面・写真・勲章などの遺品、柳井の葬儀関係資料などを文化財に指定しました。
学生時代から死後にわたる資料は、柳井の生涯・身辺、陸軍省建築技師としての活動内容を理解する上で欠かすことのできない貴重な資料です。
問合せ:生涯学習推進課文化財係
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