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[コラム]医師会

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東京都東村山市

■帯状疱疹ワクチンについて
帯状疱疹は幼少期にかかった水ぼうそうのウイルスが神経節内にとどまり、主に50歳以降免疫力が落ちたときに発症します。一生のうちで20-30%の人が罹患します。鋭い痛みと発疹が特徴です。皮疹は10日ほどで落ち着きますが10-25%の方が痛みは数か月から数年にわたって続くことがあり社会生活に影響を及ぼし長期間の神経ブロック、薬物療法が必要になります(帯状疱疹後神経痛PNH)。PNHの最も有効な予防策は帯状疱疹にならないことです、50歳を過ぎたらワクチン接種が効果的です。生ワクチンと不活化ワクチンがあります。国際的には不活化ワクチンが効果の面から主流になっています(予防効果50%vs97%、持続期間5年程度vs10年以上、PNH減少効果60%vs90%)また生ワクチンは高齢になると予防効果が低下することが示されています。半面不活化ワクチンのデメリットは高額である、副反応がやや強い、2回の接種が必要などがあげられます。どちらを選択するかは、かかりつけの先生と相談して決められるといいかと思います。

東村山市医師会

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