細渕一男前市長(89歳)が去る11月15日午前3時33分にご逝去されました。
ここに謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
細渕前市長は、東村山市商工会会長をはじめ、様々な団体にてご活躍され、平成7年5月1日に東村山市長に就任、退任される平成19年4月30日までの3期12年間、東村山市の発展に貢献されました。
東村山市商工会としての功績は、平成元年5月に商工会副会長に就任され、市内の商工業者の中心となって活動し、新東京百景に選ばれている北山公園での「菖蒲まつり」の開催実現に寄与されました。平成4年5月の会長就任後も菖蒲まつりを東村山市商工会のみならず、東京みらい農業協同組合・西武鉄道株式会社・東村山市の4者による実行委員会を立ち上げて実施するなど、更なる地域振興に努め、恒例行事となる礎を築かれました。現在では、市内外からも大変多くのかたが訪れる東村山市の最も賑わいのある行事として親しまれています。
また、「地域の活性化こそ東村山市の発展につながる」という信念のもと、各町に商店会を結成するよう働きかけ、自らの手で商工業を盛り上げていくように尽力しました。このような活動が認められ、平成5年11月には中小企業庁長官より表彰を受賞されました。
また、市長在任中には、平成7年9月に市行政の最上位計画である第三次総合計画を策定し、基本構想に沿った様々な事業の遂行と目的達成に向けて、市政に新たな発想と力強いリーダーシップを発揮しながら、まちづくりを推進されました。特に、市民にとって40年来の悲願であった東村山駅西口再開発事業を実現させるなど、都市機能が集積した駅前周辺や、これらを結ぶ都市計画道路の整備などのまちの骨格づくりとともに、豊かな自然環境の保全・育成に努めるなど、「緑あふれ、くらし輝く都市」という将来都市像を目指して努力されました。
こうした長年に渡り、ご尽力いただいた功績により地方自治の功労者として勲四等旭日小綬章を受章されました。
葬儀は、今までの功績をしのびつつ、渡部市長が葬儀委員長を務め、細渕家と東村山市の合同葬として、11月24日、長坂式典センターにおいて、しめやかに執り行われました。
問合せ:秘書広報課
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