文字サイズ
自治体の皆さまへ

[コラム]歯科医師会

22/34

東京都東村山市

■口腔乾燥症について
マスク生活が長く続き、マスクの下で「お口ぽかん」の状態になっている方が、とても増加しています。日常的にお口が開いて、口呼吸になることで様々な症状がでてきます。「口が渇く」「口の中がネバネバする」「舌がヒリヒリする」「口臭が気になる」など。
唾液の量の低下や質の変化により口や喉が乾燥した状態を口腔乾燥症(ドライマウス)と呼びます。原因は多岐にわたります。神経性または薬剤性のもの。現在使用されている様々な薬剤で唾液分泌低下、口腔乾燥の副作用が報告されています。糖尿病や甲状腺疾患等の全身疾患あるいは代謝性のもの。頭頚部への放射線治療の影響や、シェーグレン症候群等の唾液腺自体の機能障害によるものがあります。原因が一つでなく、これらが重なることもあります。
口腔乾燥症になると、唾液の量が減ってしまう為、様々な細菌に感染しやすくなります。むし歯や歯周病に罹患しやすくなるだけでなく、風邪などの感染症にかかりやすくなります。高齢者では誤嚥性肺炎を引き起こすこともあります。
少しでも気になることがあれば、かかりつけの歯科医院でご相談ください。お口と全身の健康を長く保ちましょう。

東村山市歯科医師会

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU