[コラム]消費生活センター

16／35

■SNS上の投資グループで勧誘される詐欺的なFX取引トラブルに注意を!
FX取引(外国為替証拠金取引)に関する相談がシニア層を中心に増えています。インターネット上の広告、SNSで知り合った人からの紹介等をきっかけにSNSの投資グループに誘われ、そこでFX取引に関する詐欺的なトラブルに巻き込まれる事例が増えてきています。

○事例1
退職金の運用を学ぶためにSNS上の投資グループに参加。取引を進めると利益がでたので徐々に投資額を増やし、計500万円を毎回異なる個人名口座へ振り込んだ。その後500万円の出金を求めたが、出金には税金として160万円が必要と言われた。指示通り振り込んだが、間違った口座に入金されたと言われ、再度別の口座に同額振り込むが500万円は出金されなかった。

○事例2
LINEで友達申請してきた人から株情報の交換をするグループに誘われ、担当者から教えられたサイトで海外FXの口座を開設。50万円振り込むとすぐ利益が出たので15万円の出金を申し込むと自分の銀行口座に入金された。信用できると思い7回にわたり約700万円を振り込んだ。次に50万円出金したいと申し出たら、海外取引税として約160万円を今日中に振り込まないと出金できないと言われた。

○アドバイス
通常のFX取引で、個人名義の銀行口座を使って入金させることはありません。FX取引を行う場合は、取引の仕組みをよく理解せずに契約するのはやめるとともに、必ず金融商品取引業に登録があるかを確認をしましょう。

問合せ：消費生活センター
【電話】395-8383(直通)
相談受付…午前9時～正午、午後1時～4時