■ネーミングライツ事業の推進状況
このたび、市民センターのネーミングライツ・パートナー候補者に「SandD多摩ホールディングス株式会社」を選定しました。
その後、同社と詳細協議を重ね、本年3月にネーミングライツ事業に関する協定を締結する運びとなり、施設愛称を「SandD市民センター」、ネーミングライツ料を「年額50万円」、愛称使用期間を「本年4月1日から令和12年3月31日の5年間」とする予定です。4月1日から施設の愛称掲示のほか、ホームページや印刷物等でも愛称を使用していきます。
今後も他施設での導入可能性を引き続き検討し、新たな歳入の確保につなげます。
■DXの推進について
本年3月から「たのしむらやまポータル」の新たなサービスとして公共施設予約サービスを開始する予定であり、クレジットカード等によるオンライン決済や、スマートロックによるスムーズな利用等も併せて実現できるよう、鋭意準備を進めています。
また、現行の公共図書館システムのサーバ機器等の更新時期であることから、この機会を図書館のデジタル化推進の好機と捉え、図書館利用カードの電子化、未所蔵本リクエストのWEB受付、電子書籍を含めた書籍検索機能の利便性の向上等、公共図書館を取り巻く環境の変化にあわせたサービス向上を目指します。
図書館のデジタル化を推進し、紙の図書館利用カードに加え、図書館利用カードとマイナンバーカードを紐づけ、マイナンバーカードを図書館利用カードとしても使用することが可能となるほか、『たのしむらやまポータル』から図書館サービスも利用可能となり、併せて市立小・中学校へ新たに学校図書館システムを導入し、公共図書館の蔵書管理情報と連携することで学習支援等にも活用したいと考えています。
このたびのシステムリプレイスを契機に、更に利便性の高い図書館サービスの充実に取り組んでいきます。
■基本目標1「まちの価値の向上」
○適切な土地利用の誘導に向けた取り組み
東村山らしい風景については、市民の皆さんが魅力や誇りに感じる東村山らしい風景をまとめ、その思いや魅力を後世につなげていくために、ガイドラインの策定検討を、更に進めていきます。
ガイドラインは単に東村山らしい風景づくりの指針としての位置付けにとどまらず、開発指導要綱の拡充や地区計画策定の基本事項とすることも視野に入れ、適切な土地利用の誘導による、まちの価値の向上に資するものとして策定していきます。
○中心核の整備
本年は東村山駅開業130周年並びに新宿線の下り線の高架化を迎えるにあたり、駅周辺におけるまちづくりの機運を高め、活力・魅力ある東村山の実現へ繋がるような記念イベントを実施したいと考えています。開催時期については、関係者との諸調整を行いながら、実施内容等の詳細が決まり次第、皆さんにお知らせします。
久米川駅南口駅前広場については、広く市民の皆さんから頂いたご意見を踏まえ、学識経験者や駅周辺住民、交通事業者等で構成する「久米川駅南口駅前広場再整備基本計画検討委員会」において、あらためて内容の確認等を行い、3月末には基本計画を策定したいと考えています。
策定後は基本設計に着手し、南口駅前広場から八坂駅まで続く商店街を中心とした周辺エリアにおいてまちのデザイン方針の検討を行います。
引き続き、市民・関係者の皆さんのご意見をお聞きしながら、久米川駅周辺の魅力が高まるよう、再整備に向けた検討を重ねていきます。
秋津駅・新秋津駅周辺のまちづくりについては、「あきつとんぼ楽市」を、4月25日に秋津ちろりん村において実施する予定です。秋津地域の魅力を再発見し、今後の秋津駅・新秋津駅周辺のまちづくりについて考える場のひとつにしていきたいと考えています。
○東村山市商工業振興条例の制定
本条例は、商工業の振興について、基本理念や商工業振興に携わる者の責務や役割等を明らかにし、市民の理解と協力を得ながら商工業の振興が最大限発揮される環境づくりを推進し、商工業振興の総合的かつ計画的な推進および、市内商工業の持続的な成長・発展を図るものです。
本条例では、企業立地の促進についても市の責務として位置付け、市外からの企業誘致に加え、既存の市内事業者の事業拡大に伴う施設の増設等、幅広い支援体制を構築していきます。
一歩踏み込んだ企業立地施策を推進することで、地域経済の活性化や雇用機会の増大、税収増等を図り、市および市内商工業の持続的な発展を目指す等、東村山創生を推進すると共に、「稼ぐ力」を高めていきます。
○緑・水辺の保全・活用と公園の整備・維持管理
多摩湖町1丁目7番地1、12番地1に位置し、面積が約1.1ヘクタールの都市計画緑地薬師山緑地について、所有者のかたより買い取りの申し出があり、国都の補助金を最大限活用して、東村山市と東村山市土地開発公社の共同で一括取得する予定です。貴重な武蔵野の面影を残す景色を公有地として次世代へと残していきます。
萩山公園整備事業については、多摩湖自転車歩行者道に接続するエントランスの舗装、外周園路の舗装、クローバー草地広場の造成等の整備を行い、8年3月の完成を目指して進めていきます。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>