■昭和100年~より良いまちを未来へつなぐ~(2月1日)
今年は「昭和」の誕生から100年の節目の年になります。江戸川区の誕生は昭和7年ですから昭和元年には存在していませんが、当時、区域内で約7万人だった人口は現在70万人近くになり、100年で10倍増加したことになります。
100年といえば、区内を流れる荒川放水路が昨年通水100年を迎えました。その名の通り、人の手で掘られた人工の河川です。この開削工事の指揮を執ったのは青山士(あきら)氏。日本人で唯一、パナマ運河の建設に携わった技術者です。
青山氏の座右の銘は「私はこの世を私が生まれたときよりもより良くして残したい」。本区も誕生から100年近い歳月が経ちますが、私は今の住みよい江戸川区が築かれてきたのもこれと同じだと思っています。先人の皆さま、そして今を生きる皆さまが地域を愛し、人を愛し、あらゆる場面で力を合わせ、「より良いまちを」という想いで活動してきてくださったからです。
江戸川区には、都内や23区内で数々の「ナンバーワン」があります。公園面積、花と野菜の出荷額、住宅の耐震化率…。その中で最も誇れるナンバーワンは地域を愛する「良き住民性」だと思います。長年育まれてきた区の財産を後世につなぎ、一層住みよい江戸川区を築いてまいりましょう。
江戸川区長 斉藤猛
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