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さまざまなお祭りや伝統行事を通じて、地域の絆を育んできた江戸川区。
古くから、このような特色あるお祭りが行われていることを知っていますか?
■無病息災を願う、区内随一の奇祭 雷の大般若
化粧をした着物姿の男性たちがまちを駆け巡り、無病息災を祈願する伝統行事です。江戸時代にコレラがまん延した際、地域の寺の住職が家々を回り、被害を免れたことがきっかけで行われるようになったといわれています。その後、結核にかかった妹のために、兄が妹の服を着て厄払いをしたことから女装するようになったという説が有力です。
日時:2月23日(祝日・日曜日)8時30分から
場所:真蔵院(東葛西4丁目38番9号)とその周辺
前日の夜には、転読会(注)を行い、当日は600巻もの経本を収めた6つの箱を担ぎ出して家々を回ります。
(注)経本を持ち上げて回し、経を全て読み上げたものとすること。
皆でお祭りを作り上げていくことで、地域や仲間との絆が深まりますし、まちが活気づきます。ぜひ私たちと一緒に、盛り上げてみませんか。
■大空に高く突き上げる巨大なのぼり 幟祭り
人力で綱を引き、高さ22メートルもの大きなのぼりを10本立てるお祭りで、2年に1回開催します。江戸時代に、富士山の山開きである7月1日に合わせてのぼりを奉納したことが始まりといわれています。
日時:6月29日(日曜日)5時から
(注)大祭は7月1日(火曜日)14時、のぼり返しは2日(水曜日)8時を予定。
場所:篠崎浅間神社境内(上篠崎1丁目22番31号)
誰でも参加できるオープンなお祭りです。近所にお住まいの方もそうでない方も、ぜひ遊びに来てください!
■黄金の獅子がまちを練り歩く! 篠崎本郷の獅子もみ行事
黄金色の獅子頭をもんで(注)まちを練り歩き、家内安全・商売繁盛・無病息災・悪疫退散を祈願する行事です。江戸時代にコレラがまん延した際、疫病を鎮めることを祈願して行われるようになったといわれています。
(注)上下に激しく揺り動かすこと。
日時:7月20日(日曜日)7時から
場所:篠崎本郷町会内(篠崎町1・2丁目)
とにかく楽しくて白熱します!
お子さんも参加できるんですよ。皆で一緒に獅子をもみましょう!
区内では、他にもさまざまな伝統的な行事が行われています。詳しくは区ホームページをご覧ください。
問い合わせ:文化財係
【電話】03-5662-7176
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