
区内では地域の皆さんの協力の下、子どもたちの安全を見守りながら、遊びや学びを通して豊かな心を育むための活動が行われています。今回は「すくすくスクール」と「学校応援団」で、地域ボランティアの方がどのような活動をしているのか、その一部をご紹介します。
■すくすくスクール
◇昔遊びの体験
小松川小学校すくすくスクールでは月1回、昔遊びの「こま」体験を行っています。
・山本基光(やまもともとみつ)さん
「元々子どもが好きで、自分の特技が生かせるならという思いで、10年以上こまを教えています。こまを回せたときの子どもたちの喜ぶ顔を見ると、やりがいを感じますね。回せたときの感動は、経験したことがあるからこそ、分かち合えるものだと思っています」
◇読み語り
東葛西小学校すくすくスクールでは、「Bettyさんのおはなし会」が行われています。
・早川好恵(はやかわよしえ)(Betty)さん
「子どもたちの心が豊かになればという思いで、すくすくスクール創成期から絵本の読み語りボランティアをしています。子どもの想像力を引き出す読み語りを意識していて、“まるでお芝居を見ているよう”と言ってもらえるのがうれしいですね」
問い合わせ:すくすくスクール係
【電話】03-5662-8132
区内の全小学校で実施しているすくすくスクールは、放課後や学校休業日に、子どもたちが校庭や体育館などを利用して、伸び伸びと自由な活動ができる場です。地域の方々が長年培った知識や経験を生かして、特色ある活動が行われています。詳しくは区ホームページをご覧ください。
■学校応援団
◇下校時の安全を見守る
大杉第二小学校「見守り隊」は、近隣町会の有志約20人で構成されています。これまで20年間、毎週木曜日に1年生の下校時の安全を見守りながら、学校から自宅まで付き添っています。
・田崎國男(たざきくにお)さん
「1年生の時に見守っていた子が、大人になってからもあいさつをしてくれるんです。本当にうれしいですね。この活動をやっていて良かったと心から思います」
◇進学に向けた面接練習
篠崎中学校では、学校応援団に所属している元PTAや卒業生など、地域の方約30人が面接官になり、3年生全員の面接練習を行っています。
・角皆和宏(つのがいかずひろ)さん
「面接練習を通じて、地域の方と生徒の皆さんに“つながり”ができたらいいなと思っています。今後も続けていきたいですね」
・及川信之(おいかわのぶゆき)さん
「子どもたちのために何かお手伝いできたらという思いで携わっています。対面していると、短い時間でも成長しているのが感じられます」
・風間絵理(かざまえり)さん
「面識のない大人との面接練習はいい緊張感があるので、この練習で自信をつけてもらえたらうれしいですね」
問い合わせ:教育推進課計画調整係
【電話】03-5662-0730
学校を取り巻く地域全体で子どもたちを見守り、育てていく活動です。各学校長の経営方針の下、区立小・中学校全校で実施しています。「子どもたちのために何か役に立ちたい」という思いを持つ保護者や地域の方などが参加しています。詳しくは区ホームページをご覧ください。
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