―日頃から防災意識を高め、災害に備えてほしい。―
■しぶや区ニュース×渋谷のラジオ 渋谷のラジオで出張インタビュー
今年度、渋谷消防団消防操法大会で優勝した渋谷消防団第4分団の皆さんに、普段の活動の様子や、防災のために一人一人が心掛けておきたいことを伺いました。
・渋谷消防団第4分団 部長 松野勝志(まつのまさし)さん
「近所の人たちと普段から交流していることが、防災の大きな一歩につながります。」
・渋谷消防団第4分団 部長 熊谷拓也(くまがいたくや)さん
「地域の皆さんとの交流のほか、訓練や行事などでの団員同士の交流もとても楽しく感じています。」
・渋谷消防団第4分団 班長 西田隆之介(にしだりゅうのすけ)さん
「一生懸命に訓練しつつ、楽しみながら取り組むことを心掛けています。」
・渋谷消防団第4分団 班長 小嶋彰悟(こじましょうご)さん
「訓練している時、地域の人たちからのあいさつや応援が、とても励みになります。」
・渋谷消防団第4分団 団員 吉川真珠美(きっかわますみ)さん
「災害時のみならず、平時から防災力を高める活動をしています。」
◆平時から地域の防災力を強化するために活動する
◇皆さんの自己紹介と、入団のきっかけをお願いします。
松野:第4分団部長の松野勝志です。24年前、当時の分団長から熱心に誘われて入団しました。団員になってからは、街を歩いたり、ビルに入ったりする時に、必ず消火器やAED(自動体外式除細動器)の位置を確認するようになりました。
熊谷:第4分団部長の熊谷拓也です。15年前に松野さんから声を掛けてもらったのがきっかけで参加しました。地域の皆さんとの交流のほか、訓練や行事などでの団員同士の交流もとても楽しく感じています。
西田:第4分団班長の西田隆之介です。私は生まれも育ちも恵比寿で、熊谷さんとは3歳のころからの付き合いになります。以前から熊谷さんにお誘いを受けていたのですが、12年ほど前、現副分団長からも声を掛けてもらったことがきっかけで、入団を決めました。
小嶋:第4分団班長の小嶋彰悟です。今年で入団して10年目になります。長く親しくしていた人が消防団の分団長を務めており、活動の様子をよく聞いていて興味を持ったのがきっかけです。もともと、お祭りなどの地域活動に協力していたこともあり、消防団という立場でも地域に貢献したいと思いました。
吉川:第4分団団員の吉川真珠美です。私は、恵比寿駅前盆踊り大会で演奏する「ゑびす太鼓」に所属していて、そこでお世話になっている西田班長に誘われて入団しました。
◇渋谷消防団の団員の人数や構成を教えてください。
熊谷:渋谷消防団には11の分団があり、男性294人、女性92人、計386人※1で活動しています。私たちが所属する第4分団は、男性24人、女性9人、計33人※1です。今はほとんどの団員が社会人で、半分が工務店や飲食店などの地域に根付いた職業の人、残り半分が企業に勤務している人です。仕事と消防団の両立は大変ですが、参加できない人がいる時はみんなでうまくカバーし合っています。
※1 令和5年9月末時点。
◇渋谷消防団は、普段どのような活動をしているのでしょうか?
吉川:消防署の活動や地域の防災を支えています。火災発生時は消防署の消火活動を手伝い、風水害が起こった時は各地域の情報収集に当たります。平時には、地域の防災訓練のサポート、年末の「火の用心」の声掛けなどを実施しています。また、消防署が開催する救命講習に応急手当指導員として参加し、心肺蘇生の方法やAEDの使い方を指導しています。災害時のみならず、平時から防災力を高める活動をしています。
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