■デジタル格差をなくすために ―実施報告レポート
防災情報を届け、命を守る。
アプリを使って、もっと健康に。
家族や友人と、気軽につながる。
◇デジタルデバイドとは
インターネットやパソコン・スマートフォン(以下、スマホ)などの情報通信技術を利用できる人と利用できない人との間に生じる格差のこと。デジタル格差ともいう。
◆高齢者デジタルデバイド解消事業とは
渋谷区では、デジタルデバイドの解消を目的に、高齢者のデジタル機器の利用を促進・支援するため、全国初の試みとして、スマホを2年間無料で貸し出す実証事業(講習会や個別相談会の開催など含む)を実施しました。
※スマホの貸し出しは終了しています。
◇実施結果
期間:令和3年9月~5年8月(2年間)
対象:スマホを保有していない65歳以上の区民
貸与人数:最大1,526人(通信料・通話料は区負担)
講習会・個別相談会参加者数:延べ11,345人
「素晴らしい出会いや経験をすることができました。これからも良き友として見守ってくれるすてきなスマ友(スマートフォンのアプリで連絡し合える友人)との出会いを作っていただきありがとうございました。」(89歳)
「家族が入院したときに必死に操作を覚えました。コロナ禍でなかなか会えない家族とも素早く連絡を取ることができてとても助かりました。」(79歳)
「携帯電話すら持ったことがありませんでしたが、今では、分からないことはインターネットで調べて、スマホを使って街の風景や音を使った動画を制作できるようになりました。」(74歳)
シニアクラブ(東和会)では会員同士の連絡にスマホを活用しながら勉強会を計9回開催し、「活動が楽しくなった」「いざというときに連絡できる人が増えた」という声が寄せられました。
◇貸与スマホ返却時のスマホ購入状況
約8割の人がスマホ購入へ
令和5年8~9月実施アンケートより抜粋 回答者数1,193人
◇研究成果報告書を公開しました
多くの参加者が「インターネット検索」「天気」「ニュース」に関するアプリや無料通信アプリ「LINE(ライン)」を積極的に利用し、8割以上が「スマホの利用で生活に良い影響があった」と回答しました。実証事業に関する詳しいレポートは、区ポータルでご確認ください。
◆これからも、もっとスマホを楽しむために
本事業を通して、地域の皆さんやデジタル活用支援員※とおしゃべりしながら、スマホに慣れ親しむ場所「スマホサロン」が生まれました。スマホを持っている人も、これから買おうか迷っている人も気軽にご参加ください!
※区内在住・在勤・在学で渋谷区の研修を受講し認定試験に合格した人のこと
◇スマホサロン予約不要 ※令和6年3月までの情報
対象:区内在住でおおむね60歳以上の人
場所・日時(祝日除く):
・新橋出張所(恵比寿1-27-10) (月)13:10~16:30
・リフレッシュ氷川(東1-26-23) (火)13:10~16:30
・千駄ヶ谷社会教育館(千駄ヶ谷1-6-5) (木)13:10~16:30
申込:当日会場で
◆渋谷区ハチさんポイント「ハチさんポ」
区が推奨する健康アプリ「脳にいいアプリ」で、歩数の記録や脳トレなど健康活動を実施すると渋谷区ハチさんポイント「ハチさんポ」が貯まります。貯まった「ハチさんポ」は「ハチペイ」のポイントに交換できるようになります(3月開始予定)。
対象:区内在住でおおむね60歳以上の人
問合せ:脳にいいアプリ サポートセンター
【電話】03-4332-9177(平日9:00〜18:00)
≪スマホを使って、もっと楽しく、もっと健康に。≫
問合せ:高齢者福祉課サービス事業係
【電話】03-3463-1873【FAX】03-3463-2873
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