正月の震災および航空機事故からひと月半が過ぎました。お亡くなりになられた方々に哀悼の意を表するとともに、関係されたすべての皆さまにお見舞いを申し上げます。また、過酷な環境下で、救出や復興に従事されている方々に敬意と感謝を表します。渋谷区としても能登半島地震で被災された方々に対し、できる限り寄り添っていくつもりです。具体的には、石川県など被災自治体の要請に応じて職員を派遣してまいります。1月後半には、都庁で実施された倒壊家屋などのデータをまとめる作業に、区職員1名を派遣しました。今後、復興に向けて倒壊家屋の調査や罹(り)災証明書の発行など、行政の事務業務が増えていきます。渋谷区でいざという時のために、職員に経験値があることは非常に有効であると考えていることから、引き続き、積極的に職員派遣を続けていきます。
また、現時点でできることとして、2月末を目途に被災地への義援金を積極的に集めています。区民会館、出張所、図書館などの区民施設28か所で義援金を受け付けています。渋谷区から石川県に直接届けますので、送り先についてはご安心いただければと思います。皆さまのご理解ご協力をいただければ、心強い限りです。
一方、航空機事故からは、改めて訓練の大切さを身に染みて感じています。現在行われている各避難所を中心とした総合防災訓練「防災キャラバン」や区関係団体との各種訓練など、さらに強化連携を図っていきます。お住まいのエリアでの避難訓練には、ぜひ、ご参加ください。どうぞよろしくお願いいたします。
渋谷区長 長谷部健
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