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自治体の皆さまへ

区民の困り事に寄り添う、渋谷法曹会。(1)

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東京都渋谷区

―弁護士のアドバイスをヒントに、問題解決の一歩を。―

■しぶや区ニュース×渋谷のラジオ 渋谷のラジオで出張インタビュー
区内在住の弁護士により結成されている「渋谷法曹会」の皆さんに、同会の成り立ちや、普段と災害時における区民からの法律相談(区民相談)についてお話を伺いました。

・渋谷法曹会 幹事 明日山勝子(あすやままさこ)さん
「区民相談(法律・交通事故相談)では、日常生活で生じる法律問題の相談が寄せられます。」
・渋谷法曹会 幹事 飯塚俊則(いいづかとしのり)さん
「問題解決の方向性が見つかるよう、可能な限りアドバイスさせていただきます。」
・渋谷法曹会 幹事 木之瀬幹夫(きのせみきお)さん
「ぜひ、気軽に区民相談へお越しください。」
・渋谷法曹会 幹事 在間文康(ざいまふみやす)さん
「一緒に問題を解き明かしていくことを心掛けています。」
・渋谷法曹会 幹事 松居智子(まついともこ)さん
「渋谷法曹会員は、年齢も区内在住歴もさまざまですが、区を思う気持ちは同じです。」

≪区民相談とは≫
区が実施している相談事業です。専門相談には、渋谷法曹会が行う法律・交通事故相談のほか、税務相談・不動産相談・司法書士相談・行政書士相談・社会保険相談・行政相談・人権擁護相談があります。

◆区内在住の弁護士がつながり、学び合い、地域に貢献
◇最初に、皆さんの自己紹介をお願いします。
明日山:東京弁護士会※1に所属しています。弁護士歴は約52年、渋谷法曹会には約30年在籍しています。専門は相続や離婚、不動産などで、現在は法律相談を主にしています。

飯塚:東京弁護士会に所属しており、弁護士歴は44年ほどです。仕事としては企業法務が主ですが、個人として相続問題を扱うこともあります。

木之瀬:第二東京弁護士会に所属しています。弁護士歴は約30年です。仕事は顧問先の業務が中心ですが、個人の相続、不動産、相隣(そうりん)関係※2も扱っています。

在間:第二東京弁護士会に所属しており、弁護士としては15年ほどのキャリアになります。区内の法律事務所で、個人・中小企業を対象に、困り事の解決をお手伝いしています。また、東日本大震災後に5年ほど岩手県陸前高田市の公設事務所で、被災者の生活再建支援をしていました。現在も各地での被災支援活動をライフワークにしています。

松居:東京弁護士会に所属しています。弁護士歴は今年でちょうど30年になります。企業法務、学校法人法務、不動産や相続案件を多く扱っています。

※1 東京都には東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会の3つの弁護士会がある。
※2 隣近所との間に起こる問題のこと。たとえば境界にある木の伐採や、袋地(ほかの土地に囲まれ、公道とは接していない場所)の通行などが挙げられる。

◇渋谷法曹会とは、どのような組織なのですか?
松居:渋谷法曹会は、区内在住の弁護士が相互の親睦と品位の向上を図るとともに、社会福祉に寄与することを目的として活動する組織です。戦後、都内各区で法曹会結成の動きがある中で、当時の区内在住の弁護士によって結成され、75年以上の歴史があります。加入は任意で、現在の会員数は64人です。年齢は30代から90代までと幅広く、区内在住歴もさまざまですが、渋谷区を思う気持ちは一致しており、和気あいあいと活動を続けています。

◇渋谷法曹会の活動内容を教えてください。
飯塚:主な活動は、区役所で週2回開催されている区民相談(法律・交通事故相談。以下、区民相談)です。また、会員は区の審議会委員や監査委員、人権擁護委員なども務めています。

明日山:近年、身近な法律が次々と改正されているため、区民相談の際に適切なアドバイスを提供できるよう、会員向けの勉強会や小冊子の制作・配布なども行なっています。地域の役に立つだけでなく、勉強会や親睦会を通して仲間とつながることで、多角的な学びを得て、弁護士として成長できる。このような点も、渋谷法曹会で活動するメリットだと考えています。

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