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自治体の皆さまへ

体を動かす楽しさを伝える、スポーツ推進委員。(1)

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東京都渋谷区

―スポーツや運動の楽しさを街のみんなで分かち合う。―

■しぶや区ニュース×渋谷のラジオ 渋谷のラジオで出張インタビュー
地域のスポーツ推進を図るため、渋谷区のさまざまなスポーツイベントを運営・サポートする渋谷区スポーツ推進委員連絡協議会の皆さんに、普段の活動について伺いました。

・渋谷区スポーツ推進委員連絡協議会 会長 佐藤彰男(さとうあきお)さん
「区民の皆さんが楽しみながら健康づくりを続けられるように支援しています。」
・渋谷区スポーツ推進委員連絡協議会 副会長 関潤子(せきじゅんこ)さん
「ぜひ、町会掲示板をチェックしてみてくださいね。」
・渋谷区スポーツ推進委員連絡協議会 副会長 角田暁紅(つのだあきこ)さん
「いろいろなイベントが行われているので、奮ってご参加ください!」
・渋谷区スポーツ推進委員連絡協議会 副会長 中川義宏(なかがわよしひろ)さん
「今年もくみんの広場で「ふわふわ」を設置しますので、お楽しみに。」

◆誰もが楽しく体を動かせる場をサポート
◇皆さんの自己紹介をお願いします。
佐藤:氷川地区体育会に所属し、渋谷区スポーツ推進委員連絡協議会(以下、スポーツ推進委員)では会長を務めています。私自身は、幼稚園から高校生までの間、剣道をしていました。当時は区内の金王八幡宮の境内で練習していましたね。

関:上原地区体育会に所属し、スポーツ推進委員では副会長を務めています。学生時代はバドミントンをしていて、今はテニスやスキー、登山を楽しんでいます。スポーツ推進委員になったきっかけは、前任者が退任される際に丁寧なお手紙をいただいたことでした。子どもが小さかったので不安でしたが、後任として頑張ろうと思いました。

角田:本町体育会に所属し、スポーツ推進委員では同じく副会長を務めています。中高生のときにバスケットボール部に所属していた経験から、子どもたちが通っていた小学校でミニバスケットボールの指導のお手伝いをしています。そのような活動実績から推薦をいただいて、スポーツ推進委員になりました。

中川:西原地区体育会に所属し、スポーツ推進委員では私も同じく副会長を務めています。テニスのスーパースターであるステファン・エドベリ選手に憧れて、昔からテニスをしています。スポーツ推進委員になったきっかけは、子どもと参加したイベントでした。そこから徐々に地域活動に関わるようになり、今に至ります。

◇スポーツ推進委員の役割について教えてください。
佐藤:スポーツ推進委員は、地域におけるスポーツ推進のための事業やイベントをサポートしたり、区民にスポーツの指導を行なったりしています。地域にスポーツ活動を広めることを目的としており、スポーツに関する活動の連絡や調整を図る役割も担っています。また、私たちは6・7年度のキャッチフレーズとして「スポーツでつながる。スポーツでつなげる〜いつでも、どこでも、誰とでも〜」を掲げています。スポーツを「する」「見る」「支える」「つながる」という4つの観点から取り組みを進め、区民の皆さんが楽しみながら健康づくりを続けられるように支援しています。

◆みんなの笑顔が大きな励みになる
◇スポーツ推進委員はどのような活動を行なっているのでしょうか?
中川:具体的には、1月はしぶやニュー駅伝、2月はボッチャ渋谷カップ、3月は渋谷・表参道Women’s Run、11月は北渋RunRunフェスタや渋谷区障害者団体連合運動会などの運営をサポートしています。さらに、11月に開催される渋谷区くみんの広場ふるさと渋谷フェスティバル(以下、くみんの広場)では、スポーツ推進委員として出店しています。このようにさまざまなイベントに関わっているため、連絡や情報共有のミスがないように毎月定例会を開催して、区や関連団体と連携しながら進めています。ほかにも、近隣の区と合同で研修会を行なったり、青少年委員との交流会を開催したりしています。

角田:くみんの広場では、スポーツ推進委員から子どもたちに向けて「ふわふわ」という遊び場を提供しています。「ふわふわ」は、空気を入れて大きく膨らむ遊具で、トランポリンのようにジャンプをして、体を思い切り動かすことができます。毎回大好評で、たくさんの笑顔があふれています。1日800人前後の子どもたちが遊びにきてくれます。

関:渋谷区障害者団体連合運動会は、スポーツ推進委員が大切にしている活動の一つです。区内の障がいがある人たちが参加して、スポーツセンターで競技を行います。私たちは設営準備から撤収作業までを担います。例年楽しみにしている人たちが多く、延べ700人ほどが参加するイベントです。私たちも参加者の笑顔を見るとうれしくて、運動会が終わるとみんなで充実感を分かち合っています。

◇活動の中で、やりがいを感じることを教えてください。
中川:スポーツ推進委員になる前から、子どもを地域のスポーツイベントに連れていくととても喜んでくれて、一つ一つのイベントがいい思い出になっていました。自分がイベントを手伝う立場になると、地域に恩返しができるのと同時に、多くの子どもたちにもいい思い出をつくってもらえるようになりました。それが一番のやりがいです。

◇活動を通して、手応えを感じていることはありますか?
佐藤:区ではボッチャの普及に非常に力を入れています。各小学校では授業や放課後クラブにボッチャを取り入れています。おかげさまでボッチャの認知度が高まってきて、地域でも高齢者の皆さんによる自主グループが立ち上がってきたことを、一つの手応えとして感じています。

◇スポーツの推進や普及を進める上で、皆さんが感じている課題について教えてください。
関:まず、私たちの存在や活動があまり周知されていないことが課題です。また、スポーツ推進委員や地区体育会員に若い世代の参加が増えたらいいなと思っています。

佐藤:楽しいイベントを企画して盛り上げ、若い人たちにとって参加しやすいフラットな環境をつくろうと心掛けています。

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