◆機械では対応しきれない問題を、人を介した通訳で解決する
◇現在、ボランティア活動の中で課題に感じていることはありますか?
西原:近年では、さまざまな国籍の人が来庁するようになりました。皆さんが話す言語も多岐にわたるため、通訳ボランティアだけでは対応が難しい場面があります。その点をどのようにカバーしていくかが課題だと感じています。
矢地:渋谷区では、簡単な手続きであれば、通訳タブレットを通じて問題を解決できることが増えてきました。ただ、中には複数の困り事を抱えている人もいて、じっくりお話を伺わなければ解決策を導けないケースも多々あります。通訳タブレットでの対応と人間による対応、それぞれの良さを生かして、より良いサービスを提供していけたらと思います。
◇最後に、区民の皆さんへメッセージをお願いします。
矢地:日本語が不慣れで、普段の生活やいろいろな公的手続きでお困りの人がいらっしゃいましたら、安心して区役所にお越しください。寄り添いながら、お話を伺います。
西原:日々、皆さんの生活全般に関わる課題解決に向けて、ささやかながらお手伝いをしています。ほかにも文化交流にも力を注ぎ、日本文化の魅力をお伝えする業務も行なっています。このような活動をしている通訳ボランティアの存在を、皆さんに知っていただけたら幸いです。
≪「渋谷のラジオ」で放送中!≫
西原さん、矢地さんへのインタビューは1月21・28日に「渋谷の星」で放送します。
■渋谷区の多言語対応について
区では、通訳ボランティアのほか、17言語の通訳が可能な通訳タブレットを配置するなど、多言語での来庁者対応を行なっています。
また、区の公式ウェブサイト「渋谷区ポータル」は、日本語初級者、子ども、障がいのある人にも分かりやすい「やさしい日本語」や、121言語に対応した多言語自動翻訳で閲覧することができます。
◇通訳ボランティアや通訳タブレットについて
問合せ:文化振興課交流推進係
【電話】03-3463-1142【FAX】03-5458-4938
◇渋谷区ポータルについて
問合せ:広報コミュニケーション課広報係
【電話】03-3463-1287【FAX】03-5458-4920
問合せ:広報コミュニケーション課広報係
【電話】03-3463-1287【FAX】03-5458-4920
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