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自治体の皆さまへ

区長コラム

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東京都渋谷区

新年おめでとうございます。長谷部健です。区民の皆さまも、健やかな新年をお過ごしのことと存じます。
さて、昨年は新年早々に能登半島地震が発生し、甚大な被害がもたらされました。渋谷区としても、多くの区民の皆さまからご協力いただいた義援金をお届けし、職員派遣についても積極的に取り組んでまいりました。また、能登半島地震発災後、受験を控えた生徒たちが被災地外へ一時的に避難したことなどの状況を鑑み、渋谷区でも災害時に区民が広域的に避難できるよう、区から100km、200kmの主要道路(高速道路)沿いの地域をイメージして検討を進めてきました。その結果、中央道方面では山梨県甲府市と長野県茅野市、東北道方面では栃木県宇都宮市と福島県郡山市と、それぞれ災害時相互応援協定を締結しました。さらに、東日本大震災後の復興支援で区から職員を派遣していた宮城県石巻市からも、防災に関する協定締結の申し出をいただき、計5都市と新たに協定を結ぶ運びとなりました。災害時の相互支援では、平時から互いに交流を深め、お互いの住民が顔の見える関係を築くことで、いざというときにスムーズなサポート体制の構築につなげられると考えています。本年は、この5都市との交流事業に積極的に取り組んでまいります。
また昨年、渋谷区と姉妹都市となったアメリカ合衆国ハワイ州ホノルル市とペルー共和国リマ市ミラフローレス区との国際交流も、さまざまな事業を展開していく予定です。そして今夏には、「未来の学校プロジェクト」と掲げた、区立小中学校の建て替え計画において、広尾中学校と松濤中学校の青山キャンパス(仮設校舎)への引っ越しが始まります。さらに、次の100年を見据えた玉川上水旧水路緑道の再整備も始まりました。より一層緑豊かになり、子どもたちの遊び場も増え、地域コミュニティーが育まれる整備です。こちらもご期待ください。
刻々と変化する社会課題に対応しながら、未来を見据えて前に進む渋谷区をさらに一歩前へと進めてまいります。
本年もどうぞよろしくお願いします。

渋谷区長 長谷部健

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