Happy New Year
令和6年(2024年)の新春を迎え、皆様に謹んでごあいさつ申し上げます。
新型コロナウイルスの大規模な感染拡大も収まり、区内各地のイベントが再開されるなど、まちに活気が戻っています。私達の暮らしや働き方も、コロナ禍を経て大きく変わりました。
港区では、現在、アフターコロナの新時代に向けて、港区基本計画(後期3年)の改定作業を進めています。皆さんから寄せられた声を踏まえ創り上げた、「誰もが住みやすく、地域に愛着と誇りを持てるまち・港区」の実現をめざし、引き続き前進していきます。
子育て支援では、ヤングケアラー支援対策、理由を問わずに利用できる一時預かりや派遣型一時保育、ベビーシッター利用支援、産前産後家事・育児支援などの事業を充実し、地域全体で育む子どもの笑顔あふれるまちを実現します。
デジタル技術の進展はめざましく、区のあらゆる申請手続のオンライン化や決済時のキャッシュレス化など、新たな時代に対応した行政サービスへ転換する「港区版DX」を加速して区民サービスを飛躍的に向上させます。
物価の高騰などにより大きな影響を受けている区民生活や区内産業を活性化するため、区は、総額10億円の今年度2回のプレミアム付き区内共通商品券の発行支援や、昨年度に引き続き第2弾となる、10億円の「みな得ポイント還元キャンペーン」などを実施し、コロナ禍以前をも超える活力を呼び起こします。
昨年は、関東大震災から100年の節目の年でした。現在、港区では地域防災計画の改訂に取り組んでいます。感染症や大規模地震、水害など、あらゆる危機から区民の生命を守るため、予防から復興までの対策を一層強化し、共同住宅の震災対策や帰宅困難者対策、港区防災ポータルサイトによる災害発生時における情報発信など、これまで以上に強靭なまちの実現に向けて、着実に取組を推進していきます。
港区の人口は今後も増え続け、7年後の2031年には30万人に達する見込みです。区は、人口増加に伴い拡大する行政需要へ的確に対応し、高齢者・障害者福祉、アフターコロナに向けたまちづくりや防災対策、子ども施策の推進を柱に時勢を捉え、誰もが安心して住み続けられるまちとなるよう、今年も全力を尽くしてまいります。
新しい年が皆様にとって幸多き一年となるよう、心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。
港区長 武井雅昭
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