区では、毎年6月と12月の年2回、財政状況についてお知らせしています。
今回は、令和5年度決算のあらましと、令和6年度上半期(4~9月)の予算執行状況等についてお知らせします。
※計数については、表示単位未満を四捨五入し、端数処理を行っていないため、合計等と一致しない場合があります。
※令和6年12月21日港区公報の号外です。
■令和5年度決算のあらまし
□一般会計
令和5年度は、区民の暮らしと区内産業を守り、まちに笑顔と元気があふれる港区の実現に向け、10回にわたり補正予算を編成し、直面する課題に機動的に取り組みました。
歳入決算額は、特別区税や新型コロナウイルスワクチン接種に係る国庫支出金等の減少により、前年度比38億円、率にして2.1パーセント減の1,803億円となりました。
歳出決算額は、民生費において住民税非課税世帯等生活支援給付金が増となりましたが、衛生費における新型コロナウイルスワクチン接種や教育費における赤坂学園赤坂中学校等改築が減となったため、前年度比39億円、率にして2.3パーセント減の1,682億円となりました(グラフ1、表1)。
経常収支比率は、GIGAスクール推進事業等の増加に伴う経常経費の増により、前年度比3.1ポイント増の70.7パーセントとなりました。
※経常収支比率とは、財政の弾力性を示す総合的な指標です。この比率が高いほど新たな住民ニーズに対応できる余地が少なく、財政は硬直化していることになり、一般的に70~80パーセントが適正値といわれています。
グラフ1 歳入歳出決算額
表1 歳入歳出決算年度別比較
歳入
歳出
※令和5年度の予備費は予算現額10億円のうち、9億4,741万円を各経費の財源として活用しました。
グラフ2 国民健康保険事業会計
主に自営業の人を対象とした健康保険事業の収支を表したものです。
グラフ3 後期高齢者医療会計
主に75歳以上の高齢者を対象とした医療事業の収支を表したものです。
グラフ4 介護保険会計
介護を要する人への介護サービス等の提供を行う保険事業の収支を表したものです。
((2)へ続く)
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